エピソード08
第8話

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あらすじ
千夏(小宮山莉渚)は、恋人の太呂(竹野世梛)からのエスカレートする性的な要求や束縛に追い詰められながらも、1対1の恋人として太呂の要求にこたえようとしていた。しかし下着姿の写真を撮られて限界に達した千夏は、線路に飛び込みかける。
知らせを受けてまず警察にやってきたのは到(丸山智己)だった。しかし、「家族」でも「父親」ではない到に何もできることはなく、無力さに打ちひしがれる。母・伊麻(栗山千明)は警察に駆けつけ優しく受け止めようとするが、千夏は「ママに相談しても意味がないよ…」と心を閉ざす。その言葉に深く傷つきながらも、母として千夏を守るため太呂のもとへと向かう。太呂と対峙した伊麻は、写真をすべて消去させた上で「千夏に二度と近づかないで」と突き放す。そんな伊麻に対して、太呂は「千夏を理解しているのは俺だけだ」と反論。さらに、「千夏は母親の恋愛を嫌がっている」と言い放つ。
一方、これまでも千夏の恋愛相談を受けてきた氷雨(伊藤健太郎)も責任を感じていた。部屋に閉じこもった千夏に、「何でも話してほしい」と語りかける氷雨。さらに、氷雨は千夏を心配するあまり、「自力で立ち直るのを待ちたい」といい自分たち彼氏に相談すらしてくれない伊麻に対して、誰もが伊麻のように強いわけではない、と責め立ててしまう。そんな2人の喧嘩を千夏が耳にしてしまい…。
「愛なんて分からない」と涙を流す千夏に、伊麻や氷雨たちの言葉は届くのか――。
©一木けい/幻冬舎/ytv