臨夜抄～恋に落ちた猫泥棒～のドラマ情報・感想・評価・動画配信

聘猫（へいびょう）館を営む張巧児（ちょう・こうじ）には、義賊として泥棒稼業に手を染めていた過去があり、人々は彼女を“小賊（しょうぞく）猫”と呼んでいた。ある日、聘猫（へいびょう）館から送り出した小雪（しょうせつ）の飼い主の夫・趙三宝（ちょう・さんぽう）が殺され、小賊（しょうぞく）猫が犯人に仕立て上げられてしまう。人殺しのぬれ衣を着せられた巧児（こうじ）は正体を隠したまま、“小賊（しょうぞく）猫”の汚名を晴らすため捜査への協力を決意する。

張巧児（ちょう・こうじ）は捕吏頭の馬青山（ば･せいざん）と共に捜査をすることになった。夫が殺害されたばかりなのに、財産を処分したり新しい猫を買いに来たりする夫人の不可解な行動が目立つ。更に趙三宝（ちょう・さんぽう）の遺体の刺し傷から、小柄な小賊（しょうぞく）猫が刺したとは思えない。趙（ちょう）家を捜索すると庭から血痕が発見され、趙三宝（ちょう・さんぽう）のものと判明。夫人は夫の自殺を幇助したのだと主張する。

張巧児（ちょう・こうじ）が皂角（そうかく）を捜しているうちに銭（せん）府にたどり着くと、そこには小雪（しょうせつ）もいた。そして銭成功（せん･せいこう）が猫を虐待していたこと、趙（せん）夫人が銭成功（せん･せいこう）のために猫を調達していたことを知る。猫を愛する巧児（こうじ）は成功を懲らしめようと決意する。一方、馬青山（ば･せいざん）は姿を消した巧児（こうじ）を捜していた。邱明明（きゅう･めいめい）の話から銭（せん）府が怪しいと考え、捜索に向かい意外な事実を知ることになる。

張巧児（ちょう・こうじ）は聘猫（へいびょう）館の猫の無料譲渡会を開催する。しかし猫が快適な暮らしをできるか家を調査したのちに、ふさわしい家に譲渡するという条件付きだった。目的は事件の真相を探るためだったが、その過程で馬青山（ば･せいざん）の上役の曹万寧（そう･まんねい）が猫を虐待していた張本人だと分かる。彼のために猫を集めていた銭成功（せん･せいこう）は遺体で発見されるが、第一発見者は巧児（こうじ）だった。

曹万寧（そう･まんねい）の本性を目にした張巧児（ちょう・こうじ）と馬青山（ば･せいざん）は気分転換に化雨（かう）楼を訪れた。しかし休業中で、ちょうど店から出てきた兄に事情を尋ねると、銭成功（せん･せいこう）殺しの容疑で巧児（こうじ）に出された手配書を渡される。手配書が青山（せいざん）の仕業だと勘違いしている兄の誤解を解き、銭（せん）は貴人との取り引きがきっかけで殺されたらしいと聞き出し、巧児（こうじ）は曹（そう）への疑いを深めるのだった。

張巧児（ちょう・こうじ）が投獄され尋問される。何とか救い出そうと姉の陳満娘（ちん･まんじょう）は李旭升（り･きょくしょう）との婚姻で得た結納金で巧児（こうじ）を救い出す。相思相愛で一緒になったはずだったが、婚姻当日、満娘（まんじょう）は曹万寧（そう･まんねい）に連れ去られてしまった。釈放された巧児（こうじ）は満娘（まんじょう）に会いに李旭升（り･きょくしょう）を訪ねるが、妊娠を理由に姉に会わせてくれない。巧児（こうじ）と馬青山（ば･せいざん）は李（り）が鍵を握っていると考える。

馬青山（ば･せいざん）が陳満娘（ちん･まんじょう）を救出することになった。曹万寧（そう･まんねい）に忠誠を示して安心させ、無事満娘（まんじょう）を牢から出すが、逃げる途中で捕らえられてしまう。曹（そう）に協力すれば誰も罪に問われないという李旭升（り･きょくしょう）の言葉を信じた彼女が寝返ったのだ。張巧児（ちょう・こうじ）らは、この件に李旭升（り･きょくしょう）が関わっていることを不審に思い、彼の情報を集め始める。しかし、全く実態がつかめずにいた。

李旭升（り･きょくしょう）と曹万寧（そう･まんねい）は同一人物であると知った陳満娘（ちん･まんじょう）は悲しみに暮れていた。そんな中、張巧児（ちょう・こうじ）は猫の病は鼠のせいだとして、その鼠を捜す口実で曹（そう）府に入り込み、隠してあった銭成功（せん･せいこう）の宝を発見する。正体を見破られた曹万寧（そう･まんねい）は巧児（こうじ）たちを殺そうとするが、そこに知恵を絞って牢屋から脱出した満娘（まんじょう）と馬青山（ば･せいざん）が駆け付け、事件は無事に解決となった。