松田優作の遺作ということで是非とも見たかったが、長い間再放送もソフト化もされずやきもきしていたものの１０年以上前ようやく念願のソフト化がされ早速鑑賞。だがアクションに常に全力投球していた優作が足をちょっと上げて蹴ったふりをするなどあきらかに誤魔化していることに衝撃を受けて話の内容が入ってこなかった。まあ肝心のストーリーもいかにもバブルに作られたチャラい刑事ドラマで取り立てて褒めるところも無かったけれど。

この作品をプロデュースした岡田晋吉は優作とフローレンス・ジョイナーの二人が疾走している姿が見たくて企画したのに完成した作品に全くそんなシーンが無かったことに激怒したらしいが、癌が進行して動けなかったと理解していてもファンが求めるその場面が欠けているというのはやはり痛いな。