『スティンガース 警視庁おとり捜査検証室』が配信されているサービスは見つかりませんでした。
闇バイト強盗、なりすまし詐欺、違法薬物売買、フィッシング、反社勢力のステルス化…。現代的な犯罪が蔓延する日本で、これらの犯罪に有用なのは、「だまされたふりをして元締めにたどりつく」「関係者のふりをして一網打尽にする」「仲間のふりをして実態をつかみ黒幕を討つ」…のような、ズバリ“おとり捜査”。おとり捜査は、正体がバレたら失敗どころか、命の危険さえ迫る捜査手法であるが故、スリリングでテンポ良い展開も見どころのひとつ。“スティンガース”を率いるリーダーで、アメリカ帰りのキレッキレの女性捜査官を主人公に、これまでの刑事ドラマにないポップな世界観で描く、エンターテイメント性あふれるドラマがこの夏、誕生する――!
能力は高いが暴走しがちな刑事・乾信吾(藤井流星)。彼は強盗犯罪グループに身分を偽装し、潜入捜査をしていた。指示役からの「ババアをやれ」という指示に従えず、犯罪グループの上層部に迫ることができなかった彼は、捜査一課から【囮(おとり)型擬装捜査検証室】に異動となる。そこは、警察庁審議官の西条巧(玉山鉄二)が中心となって創設された、独立した捜査機関だった。 異動に不服な乾は、庁内に不審者を見かけ、後をつけていく。その人物が入った部屋に飛び込むと…そこにいたのは二階堂民子(森川葵)ら囮(おとり)型擬装捜査検証室、通称・スティンガースのメンバーたちだった。 「ようこそ、スティンガースへ」。その部屋には、FBI のスティング・オペレーション(囮捜査)チームで優秀な成績を残していたトップキャリアの二階堂を筆頭に、ゲームマニアで頭脳明晰な元公安部・水上涼介(本郷奏多)、美術学校で培った舞台用小道具の制作を得意とする元交通部・森園はな(志田彩良)、SNS で数万人のフォロワーを持つコスプレイヤーの元総務部・小山内誠(井内悠陽)、立てこもり事件で 16 時間もの間微動だにしなかった元警備部機動隊員の忍耐の男・関口欣二郎(杉本哲太)ら個性的なメンバーが集められていた。 スティンガース初担当の事件は、乾が実行犯しか捕まえられなかった、匿名・流動型犯罪グループいわゆる“トクリュウ”の摘発。今回はそのトップを囮捜査で逮捕するというのだ。二階堂が早速「実行犯の一人が仲間の金を奪って逃走中」という記事をマスコミに流すと、犯罪グループの集金係から接触が来る。二階堂から無線で指示を受けつつ乾がワイルドキャラで集金係を脅すと、新宿の闇カジノに指示役が出入りしているとの情報が入る…。 囮となって闇カジノに潜入する乾と二階堂たち。果たしてスティンガースは、正体を隠したままトクリュウの上層部へと迫れるのか?
二階堂(森川葵)は、ある事件の情報を入手するため、身分を偽装し独断で囮(おとり)捜査を行っていた。巧みな会話で情報を聞き出そうとする二階堂。しかしそこに「何バカなことやってんだ!」と捜査一課がやってきて、せっかくの囮捜査が台無しになってしまう。 「これも囮捜査の一環です」。警視庁の会議室で幹部らに尋問される中、二階堂は言い放つ。西条(玉山鉄二)がその場を収め会議室を出ると、二階堂に囮捜査の指示を出す。『連続カップル拉致事件』のファイルを渡すと、西条はふと彼女に告げる。「乾のこと、命をかけて愛せるか?」。 スティンガースルームでは事件の概要が説明される。とある山村の路上で、衰弱した男性が発見された。彼は交際相手の女性と一緒に拉致され、「逃げたら殺す」と脅されており、監禁場所では隣の部屋からもカップルの声が聞こえてきたという。 乾(藤井流星)は事件の詳細を探りに古巣の捜査一課に向かうが「今後一切、スティンガースには捜査情報を共有しない」と言われてしまう。唯一得られた情報は、拉致された場所が「あおぞら記念公園」ということだけ。 二階堂を中心に関東近郊でカップルが行方不明となった8件を洗い出し、事件の共通項から犯人の狙いを絞っていくと、「あおぞら記念公園」は多摩地区にあり、行方不明者のうち4組が多摩地区に絡んでいるのに気づく。「…まさか、多摩地区全域で囮捜査するつもりじゃねえだろうな」と乾からの問いかけに、まさにその“つもり”の二階堂は…!
金さえ積めば誰でも一瞬で消すという殺し屋「シェンロウ」について、二階堂(森川葵)たちがスティンガースルームで話している。囮捜査の一環で、とあるバーにてチームでなごやかに飲んでいた時、屈強な体つきの店長に「一瞬で消してやるからな」とすごまれたのだ。店長は「シェンロウ」のことを言っていたのでは、と予想する水上(本郷奏多)に、くだらない都市伝説だと一蹴する乾(藤井流星)。そこに西条(玉山鉄二)がやって来て次の指令を出す。相手は投資詐欺グループで、「何としてもこの騙し合いに勝ってもらいたい」のだと。 二階堂が『仁井谷グループ巨額投資詐欺事件』の概要を説明する。架空の投資話を富裕層に持ちかけ、大金を集めては蒸発し、名前を変えて詐欺を繰り返していると。投資にはもともとリスクがあり、本当に騙す意図があったか立証するのが難しい。しかし相手の懐に入り込む囮捜査なら核心に迫れると、西条は判断したのだ。 さっそく、ヴィンテージワインの投資セミナーに、関口(杉本哲太)が富裕層役、森園(志田彩良)が秘書役となり、二階堂と参加。詳細なワインの説明や、世界的なソムリエとの中継…さらに奇跡と言われるこのワインの試飲が始まると、投資家たちはどよめきだす…。詐欺グループを相手に、スティンガースはどう立ち向かうのか?「騙しのプロ」vs「囮のプロ」、究極の騙し合いの幕が開く!
とあるマッサージ店で、関口(杉本哲太)はマッサージを受けていた。連日の囮(おとり)捜査による疲れがたまっているのか、胃腸から脳まで全身ボロボロのようだ。そこで裏オプションの『極楽スペシャル』をオーダーすると、店員からあるモノを渡される…。 警視庁特別捜査本部では、捜査一課による『沢村佳恋ちゃん身代金目的誘拐事件』の緊急捜査会議に二階堂(森川葵)と西条(玉山鉄二)が参加していた。捜査一課から、囮捜査の協力要請が入ったのだという。 スティンガースルームにメンバーが集まると、二階堂は事件の概要をモニターに映し出す。化粧品会社社長・沢村広海の長女・佳恋が何者かに誘拐され、自宅に身代金8000万円を要求する電話があったのだ。犯人は身代金の受け渡しに息子の大毅を指名してきたが、警察としては子ども一人で行かせるわけにはいかない。大毅は父親がついてきてくれるなら行くと言うが、広海は七年前に離婚していて、今は父親と連絡が取れない。そこでスティンガースの誰かが父親役をやり、大毅を護衛することに。いったい誰がやるのか…なんとなく乾(藤井流星)に視線が集まる中、二階堂が指名したのは「子どもが大の苦手」だという水上(本郷奏多)だった! 捜査一課と二階堂、水上は沢村邸に向かう。どことなく水上と雰囲気が似ている大毅を見て「いいですねえ…」と笑みをこぼす二階堂と不安しかない水上。果たして二階堂の狙いとは?水上に父親役は務まるのか…?
囮(おとり)捜査もこなれてきたスティンガースは、今日も犯人検挙にいそしんでいた。彼らが警視庁に戻ると、二階堂(森川葵)が新しい事件のブリーフィングを始める。 次なる事件は「宗教団体『幸せの果実』信者 連続行方不明事案」だ。『幸せの果実』とは、若者を中心に5000人以上の信者がいるという新興宗教で、4人のリーダーによる集団指導体制を採っている。二階堂がモニターに表示したリーダーたちは、全員が若い男女だ。自然と共生し、人間本来の生き方を取り戻すことを教義としていて、信者の一部は教団が所有する農園で自給自足の集団生活を送っている。その農園で信者が行方不明になっており、信者の家族から来る相談がここ一年で急増していると、二階堂は説明する。 乾(藤井流星)が「これって事件なのか…?」と疑問を投げかけると、「現時点では疑惑の域を出なくともその段階で動けるのが囮捜査の強みだ」と西条(玉山鉄二)が答える。事件が〈起きて〉から動く通常捜査とは違うのだと。 「じゃあ我々が信者になってこの団体の中に入り込むわけですね」と関口(杉本哲太)が意気込むと、「そうです、神のご加護がありますように」と二階堂は不敵に微笑む…! いったい、信者たちはどこへ消えたのか?この事件を解決するべく、スティンガースのメンバーが謎の宗教団体に潜入を開始するが…?