シーズン3までと比べると、少し毛色が違った印象。
4400というよりは、プロマイシンを自ら投与して新しく能力を授かった人類の物語。
それが、シーズン3までよりは難しくない緩めの展開で進んでいく。
とは言え、群像劇やから多少はゴチャゴチャします。笑
ショーンとダニー、カイルとイザベル、トムとジョーダン。
立場の違い、わだかまり、善悪…今まで4400を観て来た人ならこれまでの色々が蘇って、かなり感情が揺さぶられた最終シーズンやったはず。
もしシーズン5があれば身を切るような辛いラストを迎える登場人物達は少なかったんかも知らん。
けど、このラストには未来がある。
シーズン1で未来人によって唐突に失われた家族。4400が戻っても、カイルが昏睡状態から戻っても壊れたものは戻らなかった。
これは、トム、ショーン、カイルの3人が再び家族になる物語。
それは小さな家族ではなく、きっともっと大きな…プロミスシティに繋がるんやと思う。
それぞれがそれぞれの立場で、時には手を取り合い、時には反発し合って、それぞれが悩み、苦悩して未来を選び取っていく。そこは今までと変われへんのやろう。
今までと変わったのは、お互いを理解する気持ち、信頼が生まれた事。
信頼の上に成り立つ三権分立みたいなもんやな。日本では機能してなさそうやけど。
ほんまに最後まで面白いドラマやった。
最後、トムがアラーナの絵を持ってたの良かった。
不穏なイントロから始まって、不穏なアウトロで終わるオープニングのように、最後の最後が不穏なんも4400らしかったー。
俺はしっかり完結してると思います。
犠牲が多かったのは残念やけどね。
イザベル…