【文学つながり】
「花子とアン」から10年も経過したのかと感慨深くなる。
花子を演じた吉高由里子さんが新しい大河ドラマで主演するにあたって、この「花子とアン」の総集編が24年新年に放送された。
僕の祖母も、明治はほんのちょっとだけだれども、大正、昭和の3つの時代を生きた人なので、そうしたところでも感慨深い作品だった。
また、祖母は教育者で、リベラルな考えの人だったこともそう思わせるのだと思う。
世界中に素晴らしい文学は沢山ある。
それを言葉で、言葉を尽くして翻訳・表現し、それを伝え、世の中を豊かにすることもとても素晴らしいことのように思える。
今度、吉高由里子さん大河ドラマで演じるのは紫式部だ。
アメリカの大学生から最も読まれている日本文学の第一位は「源氏物語」だと皆さんはご存知だろうか。
イケメンの光源氏が、幼い頃に亡くした母の面影を求め、女性遍歴を重ね、そして、当時の貴族社会の中で生き抜く姿に人々は感動するのだ。
この「源氏物語」は研究者によっては異論も出されているが、1000年前に成立した”世界最古の恋愛長編小説”だ。
「赤毛のアン」を翻訳、日本に広めた村岡花子。
今でも世界中で翻訳され読み継がれる「源氏物語」の作者・紫式部。
吉高由里子さんにはピッタリの役のような気がする。