椎蕈

仮面ライダー鎧武/ガイムの椎蕈のネタバレレビュー・内容・結末

仮面ライダー鎧武/ガイム(2013年製作のドラマ)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

まどマギの脚本家が手掛けるライダーと聞いて、ディケイドぶりにライダーを見るようになった作品。
アニメキャラみたいなクサいセリフは多かったけど、キャストの演技が最初から上手くてそこまで違和感なく見れた。

OPで既に紘汰と戒斗が真逆の存在になることが示唆されていたのはビックリしたし、普通の舞に手を伸ばしてる紘汰に対して戒斗は黄金の果実を取り込んだ舞に手を伸ばしていたのは気付いた時鳥肌が立った。

始まりの女の伏線回収が力技過ぎたり、キャラクターのバッグボーンがあるにはあるけどどれも弱かったり、コラボ回を挟むタイミングがどこも最悪だったり、ヘルヘイムの真実を知ってインベスを倒す事を躊躇っていたのに急に躊躇いが消えて、最終的にはインベスを手下として使うみたいな「?」な部分も多かったけど、毎回良いところで終わる引きは平成1期を彷彿とさせるライブ感だったと思う。
1年通して楽しく見れた。

戒斗の思想がブレブレにも見えるけど、自分が1番強くありたいから、チーム鎧武→ユグドラシル→オーバーロード→紘汰と、その都度で標的を変えてただけだったからブレてはないと思った。
ただ、ロードバロンになるまで苦戦や敗北が多かったから、強者として振る舞うのに戦闘面では頼りないのが情けなくて残念だったけど。

ラストバトル(45、46話)は後年のドライブと真逆で、しっかりとライバル同士全力で戦って終わるのが良かった。
乱舞Escalationが流れながら、フォームチェンジを繰り返してお互いに最終形態になってからの引きはマジで興奮したし、今でもたまに見たくなる。
神様になる終わり方もブッ飛んでるけど好き。
平成2期では3番目に好き。
椎蕈

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