サンブル川の事件 凶悪犯罪はなぜ見逃されたのかの4の情報・感想・評価

毎回違う人物からの目線でドラマに引き込むのが上手い。 こちらは犯人がわかっているからイライラするけど😅現実はその事件だけに全力疾走出来ないし、事件から外されたりもする。地域を変えるとはいえ30年も犯行を続けるのもすごい。 モンタージュ、めちゃ似てるのに……。娘の友人の父親がレイプ犯だと彼女が知ったらどうなるのだろう😓

人間なら誰でも通るようなミスは女性では許されないから、だからこそ"女性の自分が女性を守らなくては"という重責が、女性の社会進出が進む度にその女性の責任感同士でぶつかることになるのは、あまりに悲しすぎませんか。視点が犯人を追う女性側に回っても、夜に彼女が一人で歩くのは危険が伴うって描写をさらっと入れてくるからかなり悲しくなってくる。男性がその立場だったらほとんど入らないであろう描写だから、夜に女性を一人で歩かせたくないというのは現実のわたしたちの共通認識だから。こいつは早朝犯行に及ぶのだから深夜なら大丈夫…きっと大丈夫…とわたしに思わせたのも罪深いと思いませんか

今回は科学者の目線。 終始不穏な空気が流れる。 ホラー映画は簡単に幽霊が登場しない方が恐怖がつのるというけれど、まさにその雰囲気。 最後の場面は、映画インディ・ジョーンズの最初の作品「失われたアーク」の、あの最後の場面を彷彿とさせる虚無感が漂う。