ひばさんの映画レビュー・感想・評価

ひば

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怪盗グルーのミニオン超変身(2024年製作の映画)

5.0

ミニオンシリーズは映画パロでお馴染みなんですが、最後にあの大傑作映画パロやってくるとは思わなくてェ……全部OKこの世界はもっと良くなることができるって信じたいじゃないですか、そういうさぁ…喜びがあるよ>>続きを読む

恋愛の抜けたロマンス(2021年製作の映画)

4.4

良かった~こういう話が好きなんだよね。主演二人がとっても魅力的だしジャズ調でおしゃれ、モーテル自体も心を沸き立たせ鎧を解かせる意図の造形だから嫌な気分にならない。わたしたち人生がクソ退屈すぎるから映画>>続きを読む

キングダム 大将軍の帰還(2024年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

わたし、信がすき…山﨑賢人くんはほんとうに良い俳優ですね。信が
冒頭、部下の死→一気に老ける
ラスト、メンターの死→子供に戻る
の順番で見せるのが見事でした。表情が全然違う。そもそも最初にソウルメイト
>>続きを読む

SANJU/サンジュ(2018年製作の映画)

4.2

文にたったひとつ付加すれば世論をひっくり返せるシンプル最強かつ呪いの記号がある。陰謀論が蔓延るたびにわたしはこの映画を思い出します。市場化に専念し勝者にベットし弱いものいじめに精を出す組織は、報道を名>>続きを読む

ノベンバー(2017年製作の映画)

4.5

無視される女と意識を失っている女の間で自由に動き回れる男。国家の歴史を人間関係で例え、支配欲が恋愛と言い換えられる現代でもよく観察できる無力感。自由の略奪他者の侵害それが恋。神と精霊はただ見つめるだけ>>続きを読む

ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

4.3

最大の私にもできるが、そもそもはみんなが公になれるチャンスがあること、それがクリスマスの精神だ。ホリデーシーズンはイベントに過ぎず終わりは来る、バウンダリーの考え方、70年代の空白感とマッチしていたよ>>続きを読む

ファウスト(1994年製作の映画)

4.2

面白かったけど、砂絵のアニメ『AEIOU』に無意識の恐怖と忌避感を植え付けられていたことが掘り返され再認識してしまい漠然とこれからの人生を憂いてしまった。見るんじゃなかったな。本に座ったら頭ではわから>>続きを読む

セーヌ川の水面の下に(2024年製作の映画)

4.0

昨今はヴィーガンや環境活動家をエコテロリストと同義だと誘導する動きがとても強いので、この作品に対してもわりとガッカリな気持ち。こういう人たちが地道な努力の末に保護地に繋げたり、自然がわたしたちに"ちょ>>続きを読む

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

5.0

混沌から秩序だった荒廃へ。9年前、わたしたちは『マッドマックス』という作品にたいへん感銘を受けきっとこれから新しい時代が待ってるんだと思いましたよね、これは8年前『ズートピア』が公開されましたよという>>続きを読む

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

4.3

前回もシャワーシーンで始まったので監督はコングのことセクシー俳優と思ってるのかもしれない。一方で全然話通じないゴジラが舐めた格下をシメ回ってるのがよかった。幼なじみのあの子、煽り芸が染み込みすぎてるヒ>>続きを読む

シナぷしゅ THE MOVIE ぷしゅほっぺにゅうワールド(2023年製作の映画)

5.0

0歳映画デビュー向けでひばちゃんも大喜び!時はマリオの映画で見たCMに遡る(引用:片方のほっぺを落としちゃったらしい&玉木宏がにゅうしか言わない『シナぷしゅ』が俄然気になりました一大ブレーキングニュー>>続きを読む

あのこと(2021年製作の映画)

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聞こえてくる会話や周りにいる人間みんな馬鹿に思えてくる、まったくもって無価値に思えてくる体験が一番自分を追い詰めている。あわよくば自分を刑務所に送り、善意の果てに殺されるかもと1秒ごとカウントダウンを>>続きを読む

暗殺の森(1970年製作の映画)

4.4

映像はすごくかっこいいけどプラトンの話が出るまでいまいち話がよくわからなくて、『華氏451度』は"洞窟の比喩"にベースがあると思い出してからなるほど…?となり、見終わってからもなんかもう一回見たいなと>>続きを読む

地球が壊れる前に(2016年製作の映画)

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〈4/22はアースデイ〉
環境問題についてレオナルドディカプリオが政治に重点をおき直接はたらきかける、これまでにないアプローチだったと思う。2016年製作。その後世界はいいことも悪いこともあった。20
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サメと遊ぶ伝説のダイバー(2021年製作の映画)

5.0

〈4/22はアースデイ〉
『ジョーズ』が現実世界にもたらした虐殺を知っているだろうか。ピーターベンチリーは伝説のダイバーことテイラー夫婦に触発され『ジョーズ』を執筆し夫婦も撮影に協力したが、後に執筆へ
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PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイ(2022年製作の映画)

4.3

沈黙が明確な答えになる映画。ユリョン(亡霊)を追い続ける男たちと日本という国。隣の人の手を握る市民たち。韓国が得意な、どこまでいっても市民映画の良作。けっこう変なバランスだなと思うんだけど、キャラ一人>>続きを読む

セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.6

言えばいいじゃん、言ってもよくない?って何度も思った時点で自分なんもわかってないんだろうなと自分に呆れました。色んな勇気を無下にしてきたんだろうな。血がずっと流れてる。己をつくり一番親しいものがずっと>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.4

コップに半分水が入ってたとして、「半分しかない」か「半分もある」かみたいな。人そのものに個人の追憶と郷愁を同時に委ねるのは難しくない?記憶って体まるごとの体験で覚えるものだから再会場所が違ったらきっと>>続きを読む

オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

4.5

始まってすぐ来なきゃよかった思った、オープニング怖すぎて目と耳を閉じてました。あぁ手腕がありますねと…これあのオマージュやるつもりだろ!と怯えてたらそれを上回る恐怖だった。オープニングが一番怖かったで>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

元々見る気がなかったけど明日行こうや誘われたので大急ぎで過去ノートを取り出してお前が理解できなきゃ泣かれるぞの精神で化学と世界史を勉強し直した相対性理論からやり直し『アルフ』見てる場合じゃない。そもそ>>続きを読む

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

4.2

初めて見た。今の日本作品ってこのラスト10分くらいだけをぶったぎってここの視点や関係性だけを薄く引き伸ばしたようなものばかりだよなぁという偏見を創造しましたまぁどこの国でも同じ傾向かもしれんが。反戦思>>続きを読む

茲山魚譜 チャサンオボ(2019年製作の映画)

4.5

"学ぶだけで自ら考えねば道理が理解できず、考えるだけで学ばなければ危険である"それはつまり考えと学びがフィードバックし合うものでなければならないということだ。言葉と事物を練り合わせることだ。学ぶことは>>続きを読む

憑依(2022年製作の映画)

4.0

一体いつ公開するんだと待ちきれなくて買っちまったぜ円盤をよ。「すごおい綺麗~~~~」口から出ちゃったねカンドンウォン様と観客との慣例コール&レスポンスです。英語字幕で見たからまた見たら書き直すけど、映>>続きを読む

犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

4.2

罪人頭を叩いてみれば細胞破壊の音がする(都々逸) イジュニョク氏がハンサムすぎて出る度拍手一礼の気持ち。ハンサム界隈のハンサムキングのことを考えています。元々俳優本人が善良だからな…ソドンジェなのに…>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

見ながら人間は上下左右前後どれから認知するんだろうとずっと考えてた。また認知を獲得する順番は上→下(反対)なのか、上→それ以外(中間など)→下とシームレスなのか。虫は光の方向を"上"と思っているらしい>>続きを読む

瞳をとじて(2023年製作の映画)

4.8

「なぁ、50年経ってもまだつらいか」と何も言わないエリセに声をかけるような気持ちだ。流れる川にたまっていく土砂をぼんやり見ている、なのに"それでもあなたに出会ってしまったから"と堰になる瞬間がある。わ>>続きを読む

ソウルメイト(2023年製作の映画)

4.2

友達に法的拘束力はない。会えばすべてを忘れられる、すべてが終わっても美しい思い出が残る、この感情をどう後生に残せるだろう。この物語も画一的な額縁に収められ人々に感動を与える一方で、一人一人にぼやけた存>>続きを読む

ボビ・ワイン:ゲットー・プレジデント(2022年製作の映画)

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いつの間に映画が撮られアカデミー賞に入っていた。わたしがボビワイン氏を知ったのは2020年に見たドキュメンタリーだ。なんか…世界でも知っとくか…とちょうど勉強し始めた頃のノート1冊目に彼の記録が残って>>続きを読む

愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

4.2

昔聞いた子供へのグリーフケアの言葉を最近何度も思い出す。悲しみはあなたを波のように何度も襲うだろう、そんなときは抵抗せずに波に身を委ねダンスをしよう、そして波が引いた時砂浜には大切な人との美しい思い出>>続きを読む

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

4.5

オームちゃんが元気ならそれでいいです。気高く素直な子だ、どんな相手でも対話しようとするところがすきだ。やっぱ帝王学とかやってそうだしそこが強いのかな…上から降ってきた避けられないもんを黙って背負ってよ>>続きを読む

砂漠の星(2022年製作の映画)

4.0

サッカーができるのは今日まで。引っ越す子供のボールと共にチームメイトもいなくなる。環境問題と言われると自分の高さの目線の情景が思い浮かぶだろうが、常に子供の顔と乾いた足元を映す。わたしたちはこんな音が>>続きを読む

NOCEBO/ノセボ(2022年製作の映画)

4.2

"侵入"の脅威を描きながら外力ではなく内側から崩壊していく。フィリピン人の民間療法ってそれオリエンタリズムじゃない?という直感的思考も"侵入者"側の視点を最初から混ぜているので、目的は不明だが感情は伝>>続きを読む

ホーム・アローン(1990年製作の映画)

5.0

見返したら泥棒と実際戦う時間は少なくて、不在により家族という存在を見つめ直すこと、幸せ満ちる町を一人さ迷う孤独、理想的な地域コミュニティの有り様、大人が抱える問題とそれを大人同士でケアすること(家族を>>続きを読む

宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました(2022年製作の映画)

4.6

闇夜、軍事境界線での一悶着。「この宝くじはこっち側にあったから俺らのもんだ」「お前の国じゃ換金できないだろ」『JSA』から20年、悲劇の境界をコメディ一点に強くもっていけるその大胆さに心打たれる。宝く>>続きを読む

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

4.5

とても面白く怖かったです。まさにドラッグの極限値のようでそれぞれがそれぞれに孤独になっていく。助手席に座ったようとはい言えて妙で、どうかしてる自分をちょっと俯瞰できることに取りつかれるのが恐ろしい。物>>続きを読む

The Mission(原題)(2023年製作の映画)

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北センチネル島は2018年また有名になった。"サタンの最後の砦"に宣教師が挑み殺されたからだ。この島を検索したとき表れる写真が語ることは、外部からの切り取りでしかないことを忘れてはならない。この島は我>>続きを読む