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駆け出しアイドルの南瀬天(阪口珠美)は、早乙女杏夏(上原あまね)を筆頭とする「LUNA NEST」のメンバーからの嫌がらせに耐える日々を送っていた。そんな中、天は偶然出会った人気俳優・宝生千秋(NOA)の導きでドラマの代役を務めることに。千秋は純粋無垢な天に興味を持ち、悪友・朝倉浬(阿久根温世)からも、“天を落とせるか”賭けを持ち掛けられ、イタズラに天に近づく。だが、天が恋人役の共演者・八村倫太郎(本人)と距離を縮める様子を目撃し、千秋の嫉妬心が芽生え始める。 そんな中、千秋は実母である奈津美(遊井亮子)に金をせびられていた所を天に助けられ、次第に天の純真さに惹かれていく。一方、役者としての道に目覚めた天は、気鋭の監督・田沼(田中幸太朗)の新作オーディションに臨み、俳優としての道を着実に歩み始める。だがそれは、千秋の不安と嫉妬心を駆り立てることになり、その愛情は徐々に独占欲と執着に変わっていく。千秋と天の関係が深まる中で、2人の前に千秋の過去を知る謎の俳優・セイラ(若月佑美)も現れ、千秋と天は互いに焦燥感を募らせていく。
新人俳優として一歩を踏み出した天(阪口珠美)。しかし、所属するアイドルグループ・LUNA NEST内では孤立を深め、あらぬ窃盗の疑いまでかけられてしまう。 落ち込む天を見た千秋(NOA)は、彼女に近づくチャンスとばかりに優しく声をかけるが、天は純粋に励ましを受け取るだけだった。天のまっすぐさに苛立ちを隠せない千秋。さらに、撮影現場で天と恋人役の八村(八村倫太郎)が親しくなっていく様子を目にし、焦りを募らせる。 ある日、天を家に送り届けることになった千秋は、そのまま彼女の家族ともひと時を過ごすことに。 質素ながら温かな家庭と手料理に触れ、千秋の心は揺れ動くのだった。 一方、千秋の前に姿を現した母・奈津美(遊井亮子)は、息子に金を無心し、冷酷な言葉を浴びせる。 母の前で取り乱す千秋を目撃し、天は咄嗟にある行動に出る。 初めて触れる彼の孤独と闇。二人の結びつきが変化しはじめる――
母・奈津美(遊井亮子)に追い詰められ、蹲る千秋(NOA)。天(阪口珠美)は、千秋が母親から解放されるため芸能界に飛び込んだことを初めて知り、震える千秋を思わず抱きしめる。千秋は、その優しさに包まれ、初めて人に心を許して眠りにつくのだった。一方、天に対するLUNA NESTのメンバーからの嫌がらせは日に日にエスカレート。千秋はその事実を知り、リーダー・杏夏(上原あまね)の裏アカウントを突き止め、天の“窃盗の疑い”を晴らそうとする。 そんな中、天は気鋭の監督・田沼(田中幸太朗)の新作オーディションに挑む。しかし、そこで出会ったのは高校時代に気まずい関係のまま疎遠になった朝倉浬(阿久根温世)だった。過去の記憶がフラッシュバックし、思わず逃げ出す天。そんな事態を知らぬ千秋は、友人の識(鈴木秀脩)からも「最近、変わった」と指摘され、自分の中で天への想いが芽生えていることを自覚する――
「誰にも渡したくない」――千秋(NOA)は天(阪口珠美)にそう告げ、お試しでの交際を提案。 戸惑いながらも、初めての交際に天は向き合っていく。 一方千秋は、“天を落とせるか”という浬(阿久根温世)との賭けに対して負けを認める。素直な千秋を前に浬もまた、かつて傷つけた女性への後悔を打ち明け、互いの想い人が天だと知らないまま応援しあう二人。そんな中、天から浬に電話が入り、2人は過去を許しあい、和解するのだった。 後日、映画オーディションを終えた天を自身の自宅に迎え入れた千秋は、天が挑戦している作品が“濡れ場”を含む恋愛映画であることを知る。表向きは応援するも、心の奥では不安と嫉妬が渦巻き、陰でとある行動に出る。 そして、そんな2人の前に新たな女性(若月佑美)の影が忍び寄る。
映画オーディションの結果、ヒロインは落選したものの、天(阪口珠美)は端役として出演が決まる。裏で千秋(NOA)が手を回していたことなど知る由もなく、天は順調だと感じていた。後日、天が映画の顔合わせに出向くと、そこにいたのは浬(阿久根温世)だった。しかも浬は天の恋人役だという。そんな顔合わせの場で、浬や田沼監督(田中幸太朗)とも親しい共演者の凛(青島心)が天に興味を示す。天は凛に誘われるまま共演者たちと飲みに行くことに。新しい環境に心を踊らせる天だったが、そんな中、千秋から着信が入る。不安でたまらないと訴える千秋は天を迎えに現れ、飲み会の様子を問い詰める。そこで千秋は天が凛と共演することを知るが、天は浬が出演することだけは言えなかった。千秋は、合鍵を渡し、位置情報アプリの共有を迫るが、恋愛初心者の天はそんな狂気めいた千秋の行動も純粋に受け入れてしまう。やがて撮影が始まり、天と浬はどんどん距離を縮めていく。そしてついに千秋は天の恋人役が浬であること、さらに浬と天が過去に繋がりのあったことに気づき、怒りと動揺を天にぶつけてしまう。
天(阪口珠美)を強引に自分のものにしようとする千秋(NOA)。力なく震える天は「距離を置きたい」と言い残し、千秋の部屋を飛び出してしまう。後日、撮影現場では「千秋と浬(阿久根温世)が天を奪い合った」という噂で持ちきりだった。さらに噂を嗅ぎつけた杏夏(上原あまね)は、かつて千秋にこっぴどく振られた女性・響(愛来)と天を引き合わせ、千秋の裏の顔を吹聴するのだった。一方、千秋は絶望の淵に沈み、友人・識(鈴木秀脩)に励まされるも「いっそ死にたい」と口にする有り様だった。 千秋が頭によぎり撮影に集中できない天は、田沼監督から恋人役の浬とのぎこちない空気を指摘され、「一緒に過ごす時間を増やしてみてはどうか」と提案される。 後日、セイラ(若月佑美)にあることを囁かれた千秋は天を取り戻すべく彼女のアパートを張り込み…。千秋の狂気的な愛が暴走し始める――
役作りのために天(阪口珠美)の自宅を訪れた浬(阿久根温世)。高校時代のアルバムを眺めながら、浬は思わず自分の素直な気持ちを打ち明ける。 一方天は、千秋(NOA)を忘れるため仕事に没頭する日々を送っていたが、マネージャーの鈴井(坪倉由幸)から千秋と浬との“三角関係”を巡る修羅場が記事になると知らされ落ち込む。ところが後日、掲載された記事の内容は差し替えられていた。それは千秋と母との確執や女遊びの事実など、彼自身の“裏の顔”を暴くものだった。千秋が傷ついているのではと焦った天は、千秋の元へ駆けつけ…。さらに、天を陥れようとしていた杏夏(上原あまね)は枕営業の事実を千秋に暴露され、絶望する。 後日、新たな撮影現場に向かう天。そこに共演者として現れたのはセイラ(若月佑美)だった。セイラは千秋との親密な関係を匂わせ、天の心を揺さぶるのだった。
©「救い、巣喰われ」製作委員会・MBS