しの

S -最後の警官-のしののネタバレレビュー・内容・結末

S -最後の警官-(2014年製作のドラマ)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

3つのSと言うのでSから始まると思ってました。
設定や上下関係の派閥、個人の主義の貫き方はとても良かったですが、個人を目立たせるためか組織としての矛盾が少しあったような。
フラグの立て方が分かりやすくドキドキワクワクしたい方には少し物足りないかもしれませんが、誰にでもわかりやすい進み方だなと思います。
役者さんの演技と人の出てき方は良かったです。

1話
初めから相棒かな?という頻度で事件が起こるので置いていかれそうになりました。
ラストの方、蘇我さんが道にいる神御蔵さんを見つけた際に驚くほど印象に残った方なのかと。
意見が対立しなければいきなり心の距離が近くなったのでは…と考えてしまいました。
「犯人は悔い改めるなんてことはありえないんだぞ」という断言した強い言葉
「犯人が死んだら残された遺族は怒りや悲しみをぶつけられない、死んだら痛みは伝わらない」
この思考はどの方向に繋がるのか、
「確保を目的とした第3のS…」
と言ったあと前を見つめる蘇我さん
…そんな時に第3のSの名前が気になるか?とも思いつつ、答えないのか?とも思いつつ…
最後、助かった少年と泣きながら抱き合うシーンはなかなか良かったのでこれからに期待。

2話
カッとなりやすい主人公をなだめる方法や銀行強盗犯、蘇我さんの過去のフラッシュバックが少し安っぽかったかな?
前回に続く
「そんなやつに何言ったって無駄だ」
遠くからどけと言うなら分かりますが自分で横にズレることが出来る場面だと自分で動けば…?と思いました。
合コンの場面は場面を壊さず礼儀正しい蘇我さんと誰にでもフランクな神御蔵さんは好きでした。
ラスト2人で話すシーンは核心に近づいていたので「悲しそう」と言葉にせず俳優さんの表情に頼るか、彼女さんだけにわかった!という表現があっても良かったかもしれません。

3話
ラストSATとNPSの役割の違い。
個人の任務に対する思いが見え、上司が蘇我さんが神御蔵さんを気にかけてるって何の気なしに言うシーン。
伝言もなかなかでした。

4話
神御蔵さん、人質が絡む事件で上に相談できたのは偉い…!
瞬間で判断できる蘇我さんの冷静さ、アンテナを狙う犯人の優秀さが凄いです。
そしてまさかのここで入隊!!
1話のうちにあれよあれよと展開してしまう物語よりこのくらい時間をかけて展開してくれる方が違和感なく馴染めます。
しかし本当にここで入隊すると思わなかったので次が楽しみです。

5話
蘇我さん警察手帳に写真挟んでたら見せる時に落ちない…?何かあってもそれだけは持ってでるからその現れなのか…?
滝藤さんの演技が光る。
なのでそのあとの過剰なマスコミ演出を抑えて頂きたかったっ…!

6.7話
少し過剰演出はあるものの少年頑張れ〜
という気持ち。
神御蔵さんに頼られて納得行かない顔する蘇我さん好きです。
最後彼女と話すシーンは意外だった…
霧山塾のこともやっとか!知りたかった!という気持ちです。
出向の短縮…もしやNPSに入隊…?とも考えましたがSATへの気持ちも捨てて欲しくないので複雑…。

8話
「1歩間違えれば死んでた」
「1歩間違えないからヒーロー」

そしてここで新しい方!!
このドラマ、人事の移動タイミングはかなりワクワクします。

9.10話
世渡り上手だが任務の規定にやや反する入間さん。SATとしての誇りをもつ蘇我さんと似ているようで反対。
ストーリー的には王道ですがなかなか感動の最後です。
強いていえば歓迎会と送別会の様子見たかったです。
しの

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