半沢直樹 続編のたわらさんのレビュー・感想・評価

現代の時代劇。作中の登場人物が発する言葉の迫力にはもはや美しさすらあります。「悪いことは悪い」というシンプルな公言に遺伝子レベルで根付いた内向的な日本人は本作に魅了されたことでしょう。

シーズン2は一貫して未来を見据えた物語だと感じた。東京セントラル証券では森山などの次世代の育成、帝国航空編では東京中央銀行の未来を託される。前作より舞台を広げて、振りかざした正義の鉄槌を下す物語はとても清々しい。このコロナ禍の情勢に対してのエールも感じられました。