このレビューはネタバレを含みます
カスティエルによって地獄から現世に戻されたディーン。
ディーンが留守の間、サムはルビーにすっかり心を開いていて、リリスを殺すため超能力強化をはかっている。
ディーンはサムが悪魔に心を開いている状況をどうにかしたくてしょうがないのだけど、サムがまったく耳を貸してくれない。その上、地獄での記憶のせいで良心の呵責に苦しめられ、さらに天使に命令されることにもイライラしている。
ルシファーを復活させるため、悪魔が66の封印を破っていくのを天使たちは阻止しようとしているのだけど、旗色がわるく天使の中にルシファーを目覚めさせて戦争を起こそうと企んでいる一派もいて、悪魔と天使の思惑に翻弄されまくりのウィンチェスター兄弟は気の毒というか、とくにディーンの精神ダメージが大きくて、どんどん辛くなっていった。
でもって、その挙句のサムのあの御乱心。
しかもディーンを地獄から助けたのはミカエルの器にするためだったって、なんか人をなんだと思っているんだっていう単なる容れ物としか思ってないんだけど)。
結局、サムがリリスを殺すことがルシファー復活に必要な最後の封印をとくこととなってしまうっていう。
カスティエルは天使の中でも比較的良心的だけど、それでも器となっているジミーの運命を思うと切ない。