海賊戦隊ゴーカイジャーの31の情報・感想・評価

海賊戦隊ゴーカイジャー 第31話 衝撃!!秘密作戦 ゴーカイの中でもぶっちぎり上位の回。前半のオーピンクの言動は丸尾桃というよりさとう珠緒なんだけど(笑)、実は演技という軍人設定を活かした展開。大いなる力という抽象的な設定をガッツリ活用した理論的な作戦も素晴らしい。そして勢いに乗るゴーカイを一蹴するバスコの恐ろしさで〆るという、二転三転するストーリー。面白すぎる。 とんでもなく高密度な話なんだけど、ディティールも良くて。冒頭で地球守備隊全滅の連絡を受けて軍人繋がりで同系列の組織と思わせるのが渋い。ゴーカイがオーレンと出会うまでのスピード感が早すぎて、段取りに感じられないのも面白い。ここまで詰め込んでおきながら、最後の最後で本性を現したバスコが怖すぎて、全ての印象を持っていくのがスゴい。当時、マジでゾッとしたもんな。 オーレンジャーにゴーカイチェンジして、虹色クリスタルスカイが流れるのがアツい。そうそう、オーレンジャーといえばこの曲！わかってる～！しかも初期装備をガンガン使ったり、超力ダイナマイトアタックからオーレバズーカの畳みかけるような連続必殺技が最高。高密度のオーレンジャーバトルがたまらん。それだけに、この勢いをぶった切るバスコが際立つのも含めて素晴らしいアクション。 戦隊もシリーズを追うごとに職業軍人は徐々に減り、最後の軍人戦隊となったオーレンジャーだけど、それを真正面から描いた点でもこの回は良かったよ。今なお地球を守るために戦い続けている姿に説得力があるし、このヒーロー精神は33話のダイレンジャー回にも通じるかな。 レジェンドの描写と扱い、先輩後輩の絡み、本筋の敵との因縁、どこを取っても完成度が高い。非常に印象深い回。

姑息なやり方のバスコに対しマーベラスの海賊だけどしっかりとした信念があるやり方の対比がいいよねぇ。バスコ覚醒で全く歯が立たないところは絶望感やばいね。バスコは毎度絶望を植え付けてくる。

出世している星野吾郎 (オーレッド)と天然度が強まっている様に見える丸尾桃(オーピンク)が、オーレンジャーから二人も登場。変身能力を失っても戦い続けてる感じが良い