こたつむり

家政婦のミタのこたつむりのレビュー・感想・評価

家政婦のミタ(2011年製作のドラマ)
2.5
最終回の視聴率が40%。
…と耳にして、今回が初鑑賞。
最終回に向かって盛り上がると思って期待して観ていましたが…最後の最後まで主人公の派遣先である家族の“思慮の浅さ”に辟易する作品でした。

思うにコンセプトは“やさしさ”。
主題歌からして斉藤和義さんの『やさしくなりたい』ですし、放映されたのが2011年ということで、東日本大震災を背景とした“絆”が念頭にあったのかもしれません。

しかし、人を憂うと書いて「優しさ」。
他人の心を慮る気持ちが大切だと思うんです。
だから、ゼロ距離から心の中に土足で踏み込む行為は、優しさではなく無礼。そう考える僕は…製作者の定義で言えば“やさしく”ないんでしょうね。その事実を突き付けられたから本作に拒否感を抱いたのかも。うぐぐ…。

ゆえに「家政婦をフルタイムで雇う(※)なんて、どれだけ高給取りなんだよ」なんてツッコミは封印すべきですし「満月のときに東京の空で星を探すのは難しい」なんてのは野暮を超えたイチャモンレベル。慎んだ方が良さそうです。うぐぐ…。

あと、気になったのが色調の操作。
赤を強くすれば夕方っぽくなるのは分かりますが、そればっかりなんですよね。不穏な雰囲気を醸し出したいから青くするとか、何というか…あまりにも真正面過ぎて…「本作はコメディなのかも?」なんて考えてしまった僕は…やはり、やさしくないんですね…。うぐぐ…。

でもなあ。
相武紗季さん(が演じた役柄)に対する言動は…どう考えても差別的だと思うんですけど…。そんな家族が“良い台詞”を口にしても信じることなんてできないですよ…。うぐぐ…。

まあ、そんなわけで。
『女王の教室』を手掛けた遊川和彦さんの脚本…ということで期待値マックスで臨んだものの、フルボッコにされました。うぐぐ…。

ちなみに放送当時は「承知しました」とか「あなたが決めることです」という台詞が流行ったそうですが、我が家で流行りかけたのは「え…あ、うん」という煮え切らない態度。シキシマ隊長…じゃなくて長谷川博己さんは何回この台詞を口にしたのでしょうか。

※ ミタさんの超過料金は2200円/時間なので、そこから通常金額を想定し、1日10時間、1ヶ月24日で計算すると年間で500万円は超えると思います。うひぃ。