マンガを実写映画に変換する。
それは難易度が高い話…特に日本の作品を外国で作るのは更に難しい…なんてよく言われますが、その壁を乗り越えるために必要なのは原作に対する愛。それを再認識したドラマでした。>>続きを読む
連続ドラマでデスゲーム。
これが目新しかったのか、世界的にヒットしたんですよね。でも、ベースになっているのは『カイジ』や『神様の言うとおり』や『バトルロワイヤル』。既視感が満載でした。
その中で目新>>続きを読む
2021年夏の覇権ドラマ。
そう呼ぶに相応しい、軽妙で面白いドラマでした。
まず、配役が素晴らしいです。
主演となる戸田恵梨香さんと永野芽郁さんを活かすためにムロツヨシさん。そこに絡んでくる刑事役に>>続きを読む
マーベルはどこまで手を広げるつもりなのか。
『シャン・チー』は中国。
『ムーンナイト』はエジプト神話。
『シー・ハルク』は弁護士物。
『ウェアウルフ・バイ・ナイト』は古典ホラー。
そして、本作はイス>>続きを読む
MCU版「月に代わってお仕置きよ!」
と書くと語弊がありますかね。
というか。
“あちら”のほうは詳しくないんです。原作者の配偶者が冨樫先生とか、そんなことしか知りません。
というかというか。
造>>続きを読む
マーベル風味のコメディドラマ。
ゲハゲハと腹が捩れる感じではないんですが、僕は結構好きなタイプでした。何気に“口角が上がる率”は高いですし、マーベルのドラマの中では素直に楽しめました(他の作品が楽しめ>>続きを読む
「この村の人間は人を喰っている!」
センセーショナルな台詞が印象的な作品。ディズニープラス独占配信…ということで、本作目当てで再加入したのですが…。
「うーん。マズい。もう一杯」
と八名信夫さんのよ>>続きを読む
ディズニープラスで独占配信中。
さあ、みんなもディズニープラスに入会しよう!(広告)
衝撃的なラストを迎えたシーズン1。
その続きは観ないとね!…ということで、その勢いで鑑賞しましたが…ミステリ的な>>続きを読む
ディズニープラスで独占配信中。
さあ、みんなもディズニープラスに入会しよう!(広告)
そんな言葉に騙されて。
いや、騙されてません。
勧誘されて、が正解です。何しろ、ミステリとコメディが高次元で融合>>続きを読む
後から“じんわり”と来るタイプのドラマ。
ある意味、主人公であるホークアイと同じ印象です。彼も“いぶし銀”のタイプ。『リングにかけろ』で言えば志那虎、『ドラゴンボール』ならば天津飯みたいな感じですね。>>続きを読む
2022年10月期の覇権ドラマと評判の作品。
うん。その評価に違わない傑作でした。何しろ、製作姿勢から違います。テレビ局のドラマなのにテレビ局を真っ向から批判しちゃいますからね。その意気込み、見事です>>続きを読む
放映当時は「問題作」と騒がれた作品。
しかも、主演が松山ケンイチさんの時点で期待大なので…割と前のめりに臨みましたが…ゴメンナサイ。3話で断念しました。と言うのも、ひたすらに“野暮ったい”だけなんです>>続きを読む
第2話まで観賞済…というか、そこで断念。
『TRICK』の脚本を執筆した蒔田光治さんが手掛けた…と耳にして観賞したんですけども。演出とか完全に『TRICK』風味でした…が、堤監督は関わっていないようで>>続きを読む
飾り立てが上手いけど味は凡庸。
そんなギャップを感じる作品でした。オープニングとか格好良いんですけどね。物語前半の枠組みは『必殺仕事人』。目新しいようで古典なのです。
また、現実と虚構のラインもバラ>>続きを読む
丁寧に編み上げられたドラマ。
万人向けである地上波と違って「お金を払ってでも観たい」という視聴者に向けて作っているからか、WOWOWは安定感が違いますね。まさに違いが分かる大人向けです。
だから、配>>続きを読む
原作・湊かなえ、脚本・黒沢清。
そりゃあ、墨汁を薄めたようなネトッとした闇に満ちた物語になるのも当然。言葉にするのは難しい感覚なんですが、心の奥に何かが溜まるんです。
黒沢清監督もノリノリだったんで>>続きを読む
なかなかステキな物語でした。
古谷実さんが原作とは思えない仕上がり…とは言っても、原作をキッチリと踏襲しているんですよね。オリジナル要素は少しだけ。でも、その少しの演出がエモいんです。最高なんです。>>続きを読む
『ストロベリーナイト』劇場版の後日譚。
1本20分前後と短いので、物語として単調だったり、説明調の台詞が多かったり…肩が下がる部分は多いのですが、劇場版を観たのなら押さえておくべき短編集です。
《東>>続きを読む
パイロット版に引き続いて再鑑賞。
相変わらずバランスの良いサスペンスですね。
猟奇的な描写。捜査陣を美化しない筆致。
細部にこだわった捜査方法。適度にデフォルメされて確立された登場人物。事件に対する>>続きを読む
今回は再鑑賞。
最初に観たときは“ミステリとしての展開”に期待しすぎて正当な評価が出来なかった…と悔やみましたんでね。再挑戦した次第です。
で、結論として。
やはり、先入観は“毒”になりやすいと再認>>続きを読む
BLを一般的なものにした(と噂の)ドラマ。
人物の造形が見事でした。主人公も、彼に恋する面々も、魅力たっぷり。脇を固めるキャラクタも個性豊かで思わず頬が弛みました。
また、同性愛を扱っているから配慮>>続きを読む
佐藤健さんのデビュー作。
人格が入れ替わるという難易度の高い役柄を平然とこなしていますが…やはり、この人は天才ですね。本作以降の快進撃は当然の結果だと思います。
しかも、脚本は小林靖子さんという僥倖>>続きを読む
稀代の殺人鬼フジコを描いた物語。
ということで、かなり血生臭い描写が多いのですが…うーん。配信ドラマなのに全年齢向けを意識したのか、過激なのは表層だけ。臓腑を掻き分けて深奥に辿り着く感じではありません>>続きを読む
フィルマークスに登録されていなかったんで…登録のお願いをメールしたんですが…未登録のままで良かったのではないか…と思うほどに…良いところが見当たらなかったです…ゴメンナサイ。掘り返してゴメンナサイ。>>続きを読む
サスペンスの世界は日進月歩。
放映時(1995年)は斬新で刺激的だったとしても、既にセピア色になっている…というのは当たり前の話。人間は刺激に対して鈍感になっていくのです。
それは本作についても同様>>続きを読む
「IWGPの続編を作りなさい」
と神は言った。六日目の朝だった。
「但し、連続ドラマと同じ配役はスケジュールと予算的に厳しいので、適当にゲストを召喚して穴を埋めなさい」とも言った。
…と聖書には書い>>続きを読む
堤幸彦監督作品の中で最高峰。
原作や脚本の良さ、配役(現代の目線で捉えると本当に豪華)、主題歌、時代の雰囲気…何もかもが追い風となっていて、イケイケドンドンなのです。
例えば、主題歌の『忘却の空』。>>続きを読む
オリジナル要素を多めに含みながらも荒木飛呂彦先生の原作を破綻させず、寧ろ“奇妙さ”や“怪奇風味”増し増し。「原作付きドラマはこうして調理しろ」と後世に名を遺すレベルでした。
これは小林靖子さんの脚本>>続きを読む
ロキは嫌いじゃあない。
というか、コミカルな悪役として、物語に彩りを与えてくれるので好きです。大好きです…が。うーん。申し訳ありませんが、難点しか見えないドラマでした。
まず、物語部分から言うと。>>続きを読む
公開日未定の『キャプテンアメリカ』新作。
それは本作の続きとなるそうです。だから「本作を観ておかないとね」的な軽いノリで臨んだのですが…うーん。重い、暗い、地味。そんな三重苦に支配された仕上がりの作品>>続きを読む
いわゆる事前情報遮断推奨系。
但し、マーベル・シネマティック・ユニバースのフェイズ3まで(『アイアンマン』から『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』まで)は鑑賞必須。しかも、観ることが出来るのは月>>続きを読む
★ 血を吐きながら続けるマラソンはもう嫌だ
星を見るために立ち止まりたい
ウルトラマンよりウルトラセブン派です。
何しろ『ウルトラセブン』の根底にあるのは“怪奇趣味”。様々な宇宙人が地球を狙って>>続きを読む
★ 傾いた世界 散り散りになる心
それでも 君さえいれば 幸せだった
日本人にとってウルトラマンは特別。
それは、ヒーローという側面だけではなく“魂の原形”とも言える存在。高度成長期の日本を支え>>続きを読む
今どき風に言えば“神ドラマ”。
配役、音楽、脚本、題材、舞台、演出、雰囲気…どれもこれもが一級品。視聴者の好みもあるとは思いますが、全方位に向けて隙がありません。
何よりも重要なのが“時代の風”。>>続きを読む
小林靖子さんがメイン脚本と耳にしての鑑賞。
やはり巧いですよね。押さえるべきポイントを熟知しているから、迷うことなく楽しめば良いだけ。脚本に限れば、見事なまでに隙がありません。
特に見事なのが配役に>>続きを読む
『新参者』加賀恭一郎シリーズ4作目。
『赤い指』がエピソード0だとしたら、本作はマイナス1になるのでしょうか。映像化された作品で言えば、シリーズの中で最も古い物語になります。
だから、加賀恭一郎も警>>続きを読む