よしおスタンダード

JIN -仁- 完結編のよしおスタンダードのレビュー・感想・評価

JIN -仁- 完結編(2011年製作のドラマ)
5.0
みんな俳優が役柄にピタッとハマってる感じがする。

表舞台から消えてしまった小出恵介演じる橘恭太郎。実は彼が裏の主人公。

このドラマの裏テーマって、恭太郎のアイデンティティ獲得なんだよね。

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日本は、ロケ地も狭く、特に都市部では撮影上の制約も多いため、「時間系SF」のクオリティが高いと言われる。

つまり、外でいろいろ爆破したり、大量の車を爆走させたりとか、「テネット」みたいなSF作りは国内ではなかなか難しいため(その前に予算の問題もあるけどw)、

タイムループやタイムリープなど、時間系のSFが自然と多くなる。

これなら別に爆破しなくていいし、セットだけでも撮影できる。

そのかわり、脚本が甘いと、作品全体の出来にもろに影響しちゃう。

「時をかける少女」は時間系SFの代表作だけれども、「時間」というのは「思い出」や「郷愁」と結びつきやすく、

ノスタルジーな作品を好む日本人にとって、時間系SFは本来、なじみやすいんだと思う。