松原慶太

熱海の捜査官の松原慶太のレビュー・感想・評価

熱海の捜査官(2010年製作のドラマ)
3.5
思わせぶりな謎解きと、投げっぱなしの伏線と、ゆる〜いギャグで進行する、時効警察的なミステリー。

ネタ元である「ツインピークス」を観たときも感じたけど、ミステリーとはいえ、すべての謎が解決される必要も、伏線が回収される必要もなく、思わせぶりだけで、けっこう物語成り立つもんだなと。

皮肉でもなんでもなく、思わせぶりな雰囲気だけで物語をドライブできるというのは、ツインピークスの発見だと思う。

本作では熱海という土地柄そのものが、見世物小屋的な雰囲気を醸し出しているのが大きい。

ただ、今回通して観て、記憶していたよりもちゃんと謎解きが完結していたことに驚いた。もうちょっといい加減な話かと思っていた。笑

また、オダジョー&栗山千明だけではなく、学園の生徒陣に、いまをときめく役者たち(山崎賢人、二階堂ふみ、染谷翔太など)が顔をそろえていたことにも気付かされた。
松原慶太

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