松原慶太

MAIGRET/メグレの松原慶太のレビュー・感想・評価

MAIGRET/メグレ(2016年製作のドラマ)
3.4
フランスでいちばん読まれている「メグレ警視」シリーズをドラマ化。

ローワン・アトキンソンがコメディ演技を封印し、戦前のパリを舞台として、渋過ぎる警察官を演じる。

まず見どころは、完全再現された戦前のパリ(おそらく1920〜30年代)。ここだけで相当なお金かかってる筈。

ロケ地はフランス国内およびチェコで行われたそうだが、石畳の狭い路地や坂道、バーやキャバレーやビストロなど、再現度高い(もちろんこっちは戦前のパリなど知る由もないが、ともかくもそれっぽい)。

話そのものは地味目の古典ミステリーで正直単調ではある。しかしカメラワークが映画的で飽きさせない。

ローワン・アトキンソンの抑制されたイケオジ演技もかなりクセになる。

しかし、1シーズンでたった2話。いやー贅沢な作りかたしてます。脚本があまりに地味なことだけが惜しまれる。
松原慶太

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