フランスでいちばん読まれている「メグレ警視」シリーズをドラマ化。
ローワン・アトキンソンがコメディ演技を封印し、戦前のパリを舞台として、渋過ぎる警察官を演じる。
まず見どころは、完全再現された戦前のパリ(おそらく1920〜30年代)。ここだけで相当なお金かかってる筈。
ロケ地はフランス国内およびチェコで行われたそうだが、石畳の狭い路地や坂道、バーやキャバレーやビストロなど、再現度高い(もちろんこっちは戦前のパリなど知る由もないが、ともかくもそれっぽい)。
話そのものは地味目の古典ミステリーで正直単調ではある。しかしカメラワークが映画的で飽きさせない。
ローワン・アトキンソンの抑制されたイケオジ演技もかなりクセになる。
しかし、1シーズンでたった2話。いやー贅沢な作りかたしてます。脚本があまりに地味なことだけが惜しまれる。