このレビューはネタバレを含みます
原田芳雄の20年余りの時間の流れを感じさせる演技がグッときます。
モスクワへ同行を迫られる会議室の唐沢寿明とアラブ周りをしている感漂う髭面の竹野内豊との鬼気迫る迫真の演技もいい。
今も昔も組織や社会は利権や派閥の争いが大なり小なりあって、何も変わらんのだなと実感しながら見ました。
なぜ故の「不毛地帯」かは山崎豊子に聞くしかないと思いますが、資源(≒石油)の無い国日本、だからこそ経営資源を求める戦争、利権争い、権力闘争が絶えない国日本そのものが不毛地帯なんだなぁと観ながら頭をよぎりました。
リアルタイム、再放送などで何度も観ましたが、FODで配信されているようなのでまた見ようと思います。