akari

浪漫ドクター キム・サブ 2のakariのレビュー・感想・評価

浪漫ドクター キム・サブ 2(2020年製作のドラマ)
-
トルダムらしく、みんならしく。だってこれがトルダム病院だから!シーズン2になりましたが、トルダムファミリーの変わらない空気感が良かったです。その空気が生み出す、くすっと笑えるコメディシーンが大好物です。
本院から地方のトルダム病院へ来ることになってしまった若手医師のウジンとウンジェ。二人とも顔が小さくてマスクが大きく見えました。二人がまだトルダムに馴染んでいない序盤、キムサブの治療がすごすぎて震えるウジンが可愛いです。頑張っているのに報われないウンジェが言い訳に言い訳を重ねてしまうのは辛かったです。体の中をあんなに触って切っても生きている、手術ってわけがわからなくてすごいなと思いながら見ていました。笑
第10話。患者は医者を選べるが、医者は患者を選べない。ウジンは、どんな人であっても目の前にいる人を治すというキムサブの浪漫に従えません。「僕に説教を?」「いいえ。恥を知れと言ってるんです」ウジンを手術室へと促すウンタクセンがかっこよすぎました。キムサブに救われたという彼の過去が気になります。また、前作に続き登場するお茶目なインス先輩も好きでした。救急医として治療の時はかっこいい、ギャップのあるキャラクターでした。
始めて手術ができたウンジェに泣きました。かっこよかった。キムサブの「ご苦労だった」が沁みます。ウジンに医者の才能があると言われ、ニヤニヤ喜ぶウンジェが単純で可愛かったです。キムサブの何気ない一言が優しいです。相手のために言っているというより、ただ自分の意見を言っているような感じがしてなお良いです。こんな上司のもとで働けたら、頼もしくて仕方ないでしょう。トルダムのような病院はないかもしれないけれど、世界に一か所くらいあったらいいなと思います。臓器移植編は移植をした救急隊員のお母さんの涙が辛すぎました。続くバスの事故編も見ていられないくらい残酷なのに、それでも見てしまう魅力あるドラマでした。
「これは私の人生よ。ここは私の職場なの」キムサブのもとで頑張りながら成長を重ね、ついにお母さんに意見も言えたウンジェが本当にかっこいい!第24話、ウジンとウンジェのハグが良かったです。話をずっと後回しにしてきたけれど、二人に必要だったのはこれでした。二人でウンジェの車を取りにきてるのは尊いです。それにしてもウジンの片思いは水面下すぎました。告白はできないのになぜリセットはできるのか(笑) ウンジェから一線を越える展開も好きでした。
今作の立役者といえば、ユン・アルム先生!明るくて可愛くて可愛すぎました。あなたならきっとキムサブになれる。ヨ院長とのお別れ、ユン先生の歌がとても良かったです。ユン先生の温かさが本当に素敵で、こんな人になりたいと思います。ウンタクセンが彼女の隣で声をあげて泣くのが意外で、目頭が熱くなりました。
シーズン1の先生たちが大好きだったので、所々でドンジュやソジョンの名前が出るのが嬉しかったです。彼らの残り香を嗅ぎに行っている自分がいました。好きすぎてト・インボム再登場は震えたし、ソジョンがキムサブに電話をかけてきたシーンは叫びました。涙が出そうでした。ソジョンの電話にニコニコ出るキムサブが可愛かったです。トルダム病院でキムサブが初めて手術した大事な弟子。キムサブの表情から今でも大切に思っているのが伝わりました。前作では死んでいたト・インボムの目がキラキラ輝いているのがなんだか面白かったです。いとこのユン先生とのやり取りが可愛すぎました。そんな一面も持ってたんかい。どう転んでもバチバチしてしまうインボムとウンタクセンで笑いました。成長したト・インボム、かっこよかった〜!彼がトルダム病院に籍を置いているなんて誰が想像できたでしょうか。またお姿が見られて幸せでした。
剛直な人プロジェクト、トルダム病院で働いてきた人たちの努力の結晶がウジンに継承されて感動しました。「医者としてミスを減らす方法はこれしかない。実践と経験だ。全てをまとめて新たなプロトコルを作ってる。“剛直な人プロジェクト”にそれを保存してるんだ」ウジン、ウンジェがキムサブに認められていく様子にぐっときました。
そして、敵だったパク教授が最後にトルダムの一員になるのが最大の胸熱ポイントでした。医者としての誠意を忘れてはいないパク教授で安心しました。
前作と同じ最終回ラストの言葉。彼らを必要とする患者がいる限り、トルダム病院は今日も変わらずあり続けます!
akari

akari