KenEndo

坂の上の雲 第2部のKenEndoのネタバレレビュー・内容・結末

坂の上の雲 第2部(2010年製作のドラマ)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

(記録)2018.12.10

帝国大学を卒業し、海軍に入隊した真之は、類稀なる語学力と勘のよさを持ち合わせるなど当代一の秀才として成長していく。語学力を買われて、アメリカやイギリスに派遣されるなど文字通り、世界を股にかける活躍をすることとなる。

一方で、子規は肺結核やカリエスなど、度重なる病によって衰弱していく。病床六尺が彼の本拠で、返って精力的に身辺の事柄を俳句に用いるなど頭角を表す。

真之と子規の対比が胸にグッとくる。ただ場所は異なっていてもお互いのことを思いやっており、時にはライバルとして切磋琢磨する構図は変わらない。親友=心友の良い例だ。

子規は34で亡くなったが、日本の近代文学に与えた影響は大きい。またベイスボールを日本に紹介したとして野球殿堂入りもしている。憎めない人柄で友人も多かったようだ。夏目漱石や高浜虚子との交流。

一方の真之は東郷平八郎(彼を一言で表すなら、無言実行/至誠一貫の人)の右腕となり、日露戦争において八面六臂の活躍をすることになる。また広瀬武夫との出会いも彼に大きな影響を与えたであろう(ライバルとして、また良き理解者として)(アリアズナとの恋は悲しいが美しい)

好古はドイツ留学という栄誉を捨ててまで、松山藩主の意向を尊重し、フランス留学を果たすこととなる。そこで、騎兵を学び、後に日露戦争においてはコサック騎士団を破る活躍を見せることに。


質実剛健、至誠一貫、身辺は単純明快に、女は至誠において不要、男は一大事のみに集中すれば良い(秋山兄弟は36近くで結婚している)、楽天的、親しき仲にも礼儀あり(だんだん)、無言実行、海外、最先端、学び続ける、フッ軽、断捨離
KenEndo

KenEndo