NHK土曜ドラマ。2009年。
日中国交回復前の1970年、自力で日本への帰国を果たした残留孤児の父と、その娘の物語。
数あるドラマの中でもいちばん泣いたシーンはどれか?っていうときに真っ先に思い出すのがこの「遥かなる絆」の第4回「牡丹江の別れ」のシーンです。
養母と残留孤児の、若かりし主人公の「父」が、日本に帰るために旅立つ。その別れのシーンです。
それまで頑張って頑張ってきれいに見送ろう出発しようとしてたんですよ。
↑てかこの時点でもう涙涙なんですけど
汽車がきて、それが何もかも吹っ飛んで押さえきれなくなって。 互いに呼び合って泣き叫んで泣き崩れて。 それを親友の2人が無理やり引き剥がして汽車に押し込むんですわ。
「玉福!乗るんだ!!」
ってね。日本へとつながる汽車に。
淑琴さん、素晴らしい役者さんです。
予告のときから「これは絶対ムリだ」って思ってたけどやっぱり。途中からもう涙とまらなくて。テレビの前でこんな泣けて泣けて泣けて仕方なかったのあったでしょうか。
っていうくらい泣けた。
ドラマ全体ではそうでもないんだけど、このシーンだけで観る価値がある。
NHKドラマの中国残留孤児の話は「大地の子」もいいけど、それはまたいずれ。