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デアデビル シーズン3のbibooのネタバレレビュー・内容・結末

デアデビル シーズン3(2018年製作のドラマ)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

ノーウェイホームでマッドが登場したので気になって鑑賞したら、次々とヒヤヒヤする展開が続いてくのでシーズン3まで一気に見れた。フィスクの巧みなマインドコントロール力と財でオセロみたいにどんどん悪敵が広がっていき、証人もどんどん殺されていくのが見てて頭を抱えながら引き込まれた。何の裏付けもないのにフィスクの言葉を簡単に信じるFBIに、3人のように感情移入して毎回骨が折れる気持ちになってた。
毎話の終わり方も続きが気になる編集だったので、それほどに飽きず見れた。

アクションシーンで長回しが度々使われてたけど、特にシーズン3・4話の刑務所のシーンは凄かったし、チャーリー・コックスの集中力もすごかった。シーズン1とか初回の頃は、あんまり引きすぎてアクションのネタが見えてるとこもちょいちょいあったけど。

チャーリー・コックスの絶妙な色男感もすごい良かったなあ。来る女来る女とすぐ距離を詰めていくし、特に強い女との絆をすぐ深めるモテっぷりなんだけど、のわりに構成が雑なところもあって、彼女たちとの縁が泡のように切れてくし乗り換えも素早いので、すごい不誠実というかチャラく見える時もあった。
聴力失って突然また戻るくだりももう少し丁寧でも良かったかなと思った。一大事の割には旧にサラッと戻ったので。逆にヤクザのシーンはそんな丁寧に引き伸ばす必要あったかなと。ヤクザ風の人が軒並み忍者に化けるのは笑ってしまったし、次はちゃんと本物の日本人を起用してほしい。だらだらとノブが生きてて萎えたし、そんなに何度も生かす必要あったかな。シーズン2のメインの敵であるほどの貫禄は感じなかった。

ただ敵味方に関わらず人には言ってない過去や抱えてる地獄があるところは共感したし、しっかりフォーカスされていて良かった。危険にも無防備に突っ込んでく勇敢なカレンとか、優しいけど声がデカいフォギーとかそれぞれハマり役だったと思う。

シーズン3の1話でのエレクトラとの事故だったり、突然消えたパニッシャーの存在だったり、キングピンは一応刑務所に収監されたけど伏線未回収でスッキリしないことだらけ。次シーズンもあることを願う。
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