トーリターニ

マーベル/ジェシカ・ジョーンズ シーズン1のトーリターニのレビュー・感想・評価

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OPが洒脱……!
PTSDによる精神の不安定具合をうまく表す画の作り方が好き。『デアデビル』といい、特徴を活かした描写が上手い。

ストーリーはかなり重たくシリアスで完全な大人向け。
第一話の開始10分くらいでいきなりセックスするし、シリーズ通して登場人物たちが暇さえあればセックスしまくってて軽く引いた。
ジェシカ・ジョーンズというキャラをほとんど知らなかったのでかなり面食らっていたが、調べてみるとmarvelでも指折りの不遇キャラで、とにかく暗い生い立ちゆえのやさぐれがそうさせてるのかと思うと納得できた。

また、『デアデビル』のキャラも登場し、ヘルズ・キッチンという舞台が非常にうまく活用されていた。

メンヘラキチガイのキルグレイブという存在はヴィランとしては魅力的だが完全なマチズモ。
『シーハルク』みたいな軽薄な反ミソジニー作品よりも全然こっちの方がフェミニズム的に訴えかける要素が多いように思えた。

面白かったけどカタルシスが『デアデビル』よりは感じられなかったかな。でもクリステン・リッターのツラがかなり好きな部類だし、デアデビルたちとの合流も楽しみなのでシーズン2以降も観てみよう。