紅孔雀

アガサ・クリスティーのミス・マープル シーズン1の紅孔雀のレビュー・感想・評価

3.3
イギリスITV製作。ミス・マープルが探偵役のミステリ・ドラマシリーズで、初放送は2004年〜2013年。クリスティーのミステリ作家としての淒さが充分に味わえ、さらにマープル役のジェラルディン・マクイーワンのキャスティングも絶妙。1話1時間半ぐらいで全23話あり、ゆっくりと1話ずつ観ることになります。しかしその量の多さが少しも苦にならず、視聴中は実に楽しい毎日でした。
まず、第1シーズン3作からレビューしたいのですが、何せ大量なので、原則、点數だけを簡単に表示します。黒地に白抜き數字が拙評。ご參考までに( )內に霜月蒼氏の労作『アガサ・クリスティー完全攻略』での「おすすめ度」を掲げます(共に5点満点)。なお、どうしてもコメントしたい作品の場合は、寸評を付記しています。
「書斎の死体」❹(4.5点)
「牧師館の殺人」❸(3点) ‥マープルの戦時中の悲恋が付け加えられ、深い余韻を残す。クリスティー作品には、戦争による悲劇が現代の犯罪の遠因であることが多いのも発見でした。
「パディントン発4時50分」❸(4点)
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