紅孔雀さんの映画レビュー・感想・評価

紅孔雀

紅孔雀

ハンドルネーム「紅孔雀」は、東映時代劇全盛時代の作品名。そしてこのペンネームで、書評を「本の雑誌」等に書いてました。
点数は以下の通りです。
1.0~1.9愚作 2.0~2.9駄作 3.0~3.5水準作 3.6~3.9佳作 4.0~4.5良作 4.6~4.9傑作
5.0オール・タイム・ベスト
どうぞよろしく。

映画(329)
ドラマ(0)

パッセンジャー(2016年製作の映画)

3.9

SFとは思考実験である、というベタな定義があるんですが、その意味では、終盤の危機が起きずそのまま憎み合っていたら2人はどうなったのか、という方が、よほど過激な思考実験だ、と思いました(まぁそうすると、>>続きを読む

美女と野獣(2017年製作の映画)

4.0

最近気になる20代若手女優は、本作主演のE.ワトソンと、あと「トワイライト・サーガ」で有名なK.スチュワートです。私的には唇の薄さ(!)が何故か魅力的で、共に1990年生まれなのも偶然とはいえ、因縁を>>続きを読む

ローン・サバイバー(2013年製作の映画)

4.0

Wバーグ実録3部作の記念すべき第1作。既にして本シリーズのスキーム(史実に基づく細密描写、Aクラスの俳優陣、エンドロールでの実写提示)が確立しているのに驚く。俳優陣ではE.バナ(←『トロイ』での悲劇の>>続きを読む

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

3.9

ガル・ガドットで0.5点増し。
第2次対戦中のロンドンに乗り込むまでは、絶好調なんですがねぇ。でもそれからはお決まりのアクションシーンで、ヴィランも平凡。ガドット、パインの主役2人の魅力だけでは、2時
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ベイウォッチ(2017年製作の映画)

3.6

ひたすら、男女の肉体美を崇(あが)めるおバカ映画。でも、それでいいんです!
ダダリオ嬢は『カリフォルニア・ダウン』でもロックと共演だったなぁ、とか、ローバッハ嬢はディカプリオの元カノかぁ、などと他愛な
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バーニング・オーシャン(2016年製作の映画)

3.8

Wバーグ(=監督P.バーグ+主役M.ウォルバーグ)実録物の2作目。先行する『バックドラフト』のスケールを遥かに凌ぐ火災ディザスター・ムービーだが、めったやたらにパニックを派手にしないのは、実話故の節度>>続きを読む

パトリオット・デイ(2016年製作の映画)

4.0

P.バーグ&M.ウォルバーグのゴールデンコンビが放つ実録シリーズ第3弾。なおこのコンビ、一部ではWバーグと呼ばれているそうな(映画パンフより)。
正直、爆発が起こるまでの冒頭部分はちと退屈。しかし、事
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聖の青春(2016年製作の映画)

4.0

最近、藤井聡太君の将棋に(将棋など全然強くないのに)ハマってる身としては、「東の天才・羽生、西の怪童・村山」と並び称された村山聖の短い生涯を描いた本作を、興味深く鑑賞しました。
20キロ増量した松ケン
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人魚姫(2016年製作の映画)

2.9

これ、アジア映画歴代興行収入1位ってのはホントですかねぇ。
確かに、悪役ルオランの美貌とタコ兄の異様さは一見の価値がありますが、それ以外は周星馳監督の美意識、ユーモアセンスに着いていけません。
前作『
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無限の住人(2017年製作の映画)

4.0

あまり三池監督作品は観ていないのですが、その中では一番好きです。世評高い『13人の刺客』もその残酷テイストが合わなかったのですが、本作はハマりました。
やはり、配役の勝利でしょうか。何をやってもキムタ
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ダイバージェント FINAL(2016年製作の映画)

2.9

配給元ライオンズゲートの株価を3%下げた、という問題(?)作。私の評価も全3作中最低となりました(1作目3.0、2作目3.7、そして本作2.9)。
“差別はいけない”という当たり前の主張に、こんなに時
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サラリーマン清水港(1962年製作の映画)

4.9

今回は我儘なレビュー。1962年公開というから50年以上前の喜劇映画を取り上げます。チョー懐古的ですいません。
森繁久弥が社長を演じ、加東大介、三木のり平、小林桂樹、フランキー堺等が脇を固める「社長シ
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グザヴィエ・ドラン バウンド・トゥ・インポッシブル(2016年製作の映画)

3.5

如何にして若き天才映画人グザヴィエ・ドランが生まれたか、を追うドキュメンタリー。
親戚に映画評論家(オディール・トレンブ)がいたこと、ゲイであること、友達に恵まれたことなど、様々な角度からドラン天才の
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

5.0

天才を見た。文句なしの「満点」以上。
ドランの登場で、古来、フランスは若き天才を生んでるなぁ、との感慨が浮かぶ。ラディゲ、ランボー等に連なる、神の愛(め)でし才能がここにはある(厳密にはドランはカナダ
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お嬢さん(2016年製作の映画)

3.0

鬼才パク・チャヌク監督、実はちょっと苦手で、映像美、エロス、さらにその変態性(!)も含め独特の才能の持ち主と思うんですが、もうひとつその世界に入り込めません。それで、信頼するレビューワーさん達が殆ど高>>続きを読む

アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(2015年製作の映画)

4.0

言わば“事件の起きる現場”ではなく、後方部隊を中心に描きながらもこの緊張感。2時間、画面に釘付けでしたァ。
英国映画脚本賞(脚本家は、寡聞にして知らなかったガイ・ヒバートという人。リーアム・ニーソン主
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皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ(2015年製作の映画)

3.0

これって、イタリアのアカデミー賞を7部門受賞したんですよね。イタリア映画といえば、フェリーニを筆頭にヴィスコンティ、デ・シーカ等の名匠が揃い、かつての洋画界を席巻してた訳で、そのイタリアでこれだけ賞を>>続きを読む

ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

4.7

この映画、夜の10時から見るのは如何なものか、と思ったんですよねぇ。でも、上映時間86分ということなので、真夜中にはならないか…と見始めたんですが、いやー、コワカッタぁ。時々録画を止めてあと何分あるの>>続きを読む

スパイダーマン ホームカミング(2017年製作の映画)

3.0

アメリカ・ティーンエージャーの夢である“同窓会パーテイー(=ホームカミング)にかわい子ちゃんを連れて行く”を、ヤング・スパイダーマンが実行するお話。その肝心の彼女が(私的には)もうひとつ魅力がないのが>>続きを読む

ライフ(2017年製作の映画)

3.6

とても程よいSFホラー。Shihoさんがレビューで紹介されている評言ー「現代版丁寧に撮ったエイリアン」ーが全てを言い尽くしていると思いました。
所謂、イディオットプロットでないところ(つまりアホが出て
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バツイチは恋のはじまり(2012年製作の映画)

3.6

ご贔屓『フランス特殊部隊RAID』のダニー・ブーンが出てくるので、もう少し過激かと思ったが、ユーモアはおとなし目。ケニアでライオンに遭遇し、死んだふりをする時のブーンの一言ーー「(この情報は)BBCだ>>続きを読む

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.4

杉崎花が気になって鑑賞。お母さんはプロのロック歌手なんですな。鶴瓶の番組では自ら「母子家庭」と言ってました。後、本作の中野量太監督が「とても優しかった」との言が印象に残りました。
実は手話の場面などけ
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ロブスター(2015年製作の映画)

4.6

45日間パートナーが見つからなければ動物にされちゃう、というトンデモ話。それも、水と石鹸で洗われて柔らかくなった皮を剥がされれる、といった残酷な方法が暗示され、寓意SFの枠に収まらぬシリアスさ(痛さ?>>続きを読む

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.0

そのスケルトン姿に魅せられ、劇場で観たいと思っていたものを、今回ようやくWowowで鑑賞。ただ、予想に反し、時に寝落ちしてしまったのが、我ながら情け無い。
ノルウェーで撮影された、という自然の中の前衛
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LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

4.0

昨年、ハワイ行きの機上で視聴するも寝落ちしてしまった曰く付きの作品。体調を整え、今回、自宅で再チャレンジしましたァ。
つまりは、ミュータント間の老々介護と、AkIRAもどきのミュータント・チルドレン大
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フランス特殊部隊RAID(2016年製作の映画)

4.6

多分ほとんどのレビュワーさんは同意されないでしょうが、本作、久しぶりのフランス喜劇映画の傑作だと思うんです。
ルイ・ド・フュネスの『大混戦』やジャン・ポール・ベルモンドの『リオの男』(ベルモンド主演『
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

4.0

タイトルは即ち「銀河の守護神」。今回はその題名にふさわしいスケールで、その分、前作より高評価になりました。何せ、◯が出てくるんだから驚きます(◯はネタバレ・コメントを参照ください)。
ただ私は、完璧す
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コール・オブ・ヒーローズ 武勇伝(2016年製作の映画)

2.9

アクションは楽しく見られるのだが、間に挟まるエピソードがおっそろしくカッタルイんですね。それで、登場する香港俳優に似た日本人俳優を探して、時間を潰してましたぁ。主役の一人・村の団長は阿部サダヲ、奥さん>>続きを読む

幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.0

原作本の訳者(坂本あおいさん)が、その「あとがき」で本作を評し「なんだかよくわからないけれど、ジワジワとくる、すごくいい本です」と言ってますが、映画もまさにそんな感じ。決して劇的な展開はないんですが、>>続きを読む

アサシン クリード(2016年製作の映画)

3.0

M.ファスベンダー、M.コティヤール、J.アイアンズ、そして大御所C.ランプリング。これだけの芸達者を集め、さらには特撮も見事。人類の諸悪の根源“エデンの林檎”争奪戦という設定も心踊りました。
それな
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弾丸特急ジェット・バス(1976年製作の映画)

4.6

君は「弾丸特急ジェットバス」を見たか?!
そう高揚して叫びたいほど好きな、1970年代パラマウント製作のおバカ映画です。古い映画なのでFilmaのレビューも少ないのですが、それでも評価は真っ二つ。“悲
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帝一の國(2017年製作の映画)

3.0

菅田将暉がハマり役で、竹内涼真はひたすらカッコいい。イケメン軍団の褌&和太鼓姿が、最大の見所でした。さらに昭和レトロ感のあるポスターが気に入って+0.1点増し。皆さん、意外と高評価なので、つられて3点>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.0

信頼するフォロワーさんの中に、ちょっと欲求不満感のある方々がいて、なんでかなぁ、と思っていたのですが、今回鑑賞して、少しわかったような気がします。
冒頭のハイウェイ・シーンで思いっきりアゲアゲにしとい
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

3.3

カンバーバッチ、マクアダムス、スウィントン、さらにミケルセン。これだけの演技派を集めてシリアスな人間ドラマかと思いきや、真正MCUを撮っちゃうんだから驚く。
そして『インセプション』をさらに精緻にした
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Mr.&Mrs. スパイ(2016年製作の映画)

4.5

もしかして私の点が皆さんの中で最高点かもしれませんが、そのくらい面白かったです。
ハム&ガデットのスパイ夫婦の格好良さは言うまでもなく、お隣の平凡な夫婦(ガリフィアナキス&フィッシャー)も、その平凡さ
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ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち(2015年製作の映画)

4.0

アクが抜けたティム・バートンもなかなかいい。加えて、若い主役の二人、エラ・パーネルとエイサー・バターフィールドが実に魅力的。バターフィールド君は、凡作「エンダーのゲーム」を救った若手注目株(だと思う)>>続きを読む

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