紅孔雀さんの映画レビュー・感想・評価

紅孔雀

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THE PROMISE 君への誓い(2016年製作の映画)

4.6

第1次大戦初期(1915年)、オスマン・トルコがアルメニア人150万人を虐殺した史実が背景(但し、現在もトルコはその事実を認めず)。3人の美男美女の微妙な3角関係を絡めて、その悲惨な歴史を後世に残さん>>続きを読む

ホイットニー~オールウェイズ・ラヴ・ユー~(2018年製作の映画)

3.0

稀代の歌姫の栄光と悲惨を描いた実に硬派なドキュメンタリー。
ただこの手の映画にありがちなのですが、有名人の裏側(少女時代の悲惨な過去や晩年の破産状態等)を抉(えぐ)るより、ホイットニーという歌手の凄さ
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ゼイカム -到来-(2018年製作の映画)

2.5

トム・ハンクスが鉄のマスクをさせられてるようなジャケですが、これが問題の狂信親爺(あ、トムじゃありませんが)。TVのお化けが家を乗っ取り、その手先となるこの親父のおかげで一家が崩壊するという、実にもう>>続きを読む

ザ・コンクエスト シベリア大戦記/ザ・バトルフィールド シベリア戦記(2019年製作の映画)

3.5

18世紀ロシア帝国は、北はスェーデン、東は清、そしてモンゴルでは遊牧民族のジュンガル(18世紀に滅んだ遊牧民族王国だそうです)と戦っていたそうな。領地が広大故に、ロシア軍もまぁ忙しいことです。
そんな
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ハーピア(1979年製作の映画)

4.6

YouTubeで見られる8分間のベルギー・アニメ。直ぐに2回見ちゃいました。何故なら、一種のリドル・ストーリーだから。
人間の顔と鳥の体を持つ「ハーピア」をめぐる幻想譚ですが、この人面鳥の気持ち悪さが
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マチルダ 禁断の恋(2017年製作の映画)

3.0

野暮なことは言いたくないが、アレクセイ監督よ、あなたは一体何を描きたかったのか、と言いたくなる。
舞台荘厳(本物のエカテリーナ宮殿やマリインスキー劇場を使用)、ヒロイン可愛い(『揺れる人魚』の片割れで
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アンツ・パニック 巨大蟻襲来(2017年製作の映画)

2.0

巨大蟻が出てくるまでが無駄に長い(プロローグにチラリと出ますが、はっきり分からない)。出てきてもヌル〜い展開で、まぁ、時間の無駄っちゃ無駄なんですが、たまにはこういうアホ映画もいいかなと。ヒロインがち>>続きを読む

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.5

ストーリー、舞台装置ともTVドラマのようだが、出演する豪華俳優陣を眺めるとやはり映画なんだなと納得します。ミスディレクションのため多くの俳優が登場しますが、濱田岳、笹野高史などは単なるクレーマー扱いで>>続きを読む

神様の思し召し(2015年製作の映画)

4.0

けっこう細かい擽(くすぐ)りがよくできていて、何度か声を上げて笑いました(義理の息子の不動産屋が、知的障害者の真似をするブラックなユーモアも、そのシツコサに思わず失笑)。
そして最後は謎を残して、しん
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こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

3.8

難病の実話でありながら、あくまでも前向きな感動編。
成功の主な理由は、何と言ってもキャスティング(と、語呂の良い題名)。大泉洋、笑わせて泣かせる。三浦春馬、難役を見事にこなした。そして何といっても、高
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GAMER ゲーマー(2009年製作の映画)

1.9

カメラが凝りすぎて、複雑な設定をさらに分からなくしている。見続けるのがしんどく、何度も寝落ちしましたぁ。バトラー様の無駄遣いの感強し。

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.0

シャラマニアンたる私めとしては、多分、彼の作品中では(『エアベンダー』『アフター・アース』並みの)低評価になりました。実に哀しい!
アンブレイカブル・トリロジーの最後を飾り、B.ウィルス、J.マカヴォ
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男と女、モントーク岬で(2017年製作の映画)

4.9

傑作!それも、自らの人生を改めて振り返らせる“傑作”でした。
主人公がもっとカッコよく、ジェレミー・アイアンズあたりが演じると良かったような気もするが、才能ある中年男の矜恃、未練、嫌らしさなどを描くに
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切り裂き魔ゴーレム(2016年製作の映画)

2.5

切り裂きジャックの犯人は誰か?容疑者の1人はかのカール・マルクス!さらにその謎を追うのが、ゲイの噂のある警部補ビル・ナイ!
こうみてくるといかにも傑作らしいんですが、残念、私にはもうひとつでした。その
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.6

まるでギリシャ悲劇のように端正な映画だなぁ、と思っていたら、原作はホントにギリシャ悲劇でした(笑)。『イピゲネイア」という作品で、主人公アガメヌノンが、誤って殺した鹿の代わりに娘イピゲネイアを生贄に捧>>続きを読む

いぬやしき(2018年製作の映画)

3.0

タイトルが渋く、主人公・憲武もまた渋い。特筆すべきはそのあたりで、ストーリー、特撮は平凡でした(特撮は邦画のVFXとしては秀逸、との評もありますが、そこまでの独創性はなかったような)。また初老サラリー>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.5

皆さん、ほぼ4点越えの中で申し訳ないのですが、ごめんなさい、私は乗れませんでした(時に寝落ちの体たらく)。
まぁ、クイーンの良きファンでないことも一因なのですが、最大の理由はエンディングに出てくる本物
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来る(2018年製作の映画)

4.0

簡潔な題名と、出演者が全員上を見上げているポスターの勝利!
原題の『ぼぎわんが、来る』もなかなかのタイトルですが、ぼぎわんと言い切ってしまうより、何か分からないものが「来る」方がよほど怖いと思います。
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THE QUAKE ザ・クエイク(2018年製作の映画)

2.0

ご贔屓、アーネ・ダール・トルプが出てるから見続けたが、まぁ、途中まではタルイこと。地震のシーンはそこそこ手に汗握りますが、結末がやけに呆気なくて、すっかり拍子抜けです。
アーネさんが出てなければ、多分
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蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

3.6

北欧ミステリ映画は大分レビューを書いたつもりでしたが、真打ち『ミレニアム』を書くのを忘れていました。改めて現在までを振り返れば、私的には、本国版3作の方がハリウッド流に振れたD.クレイグ版よりも高評価>>続きを読む

王朝の陰謀 闇の四天王と黄金のドラゴン(2018年製作の映画)

3.5

内容は空っぽだが、ビジュアルは最高。
これ、原作はR.F.ヒューリックの「ディー判事」だし、女帝は唐代の悪女・則天武后なんですよね? そうした面白そうな設定は殆んど無視して目先のスペクタクルに徹した、
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ガンジスに還る(2016年製作の映画)

5.0

ガンジス河畔の「解脱の家」に、死を悟った父親ダヤと付き添いの息子ラジーブが辿り着く。ラジーブは、現代インドを象徴するIT会社に勤務。その最先端の仕事と、ゆったりとしたガンジスの流れの対比が印象的です。>>続きを読む

西遊記 女人国の戦い(2018年製作の映画)

2.5

いつの間にかたくさん放送され、どれがどれだかわからない中国産「西遊記」。本作は『モンキーマジック孫悟空誕生』『孫悟空vs白骨夫人』に次ぐソイ・チェン監督の「西遊記」3作目です。他に、チャウ・シンチー&>>続きを読む

くるみ割り人形と秘密の王国(2018年製作の映画)

3.6

皆さん言うように、美少女マッケンジー・フォイ(撮影時18歳)を賞でる映画。特撮が、最新CGと言うよりどこかレトロで懐かしい感じは、監督ラッセ・ハルストレムの趣味でしょうか。いい雰囲気でした。
言わば、
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ゴースト・ストーリーズ 英国幽霊奇談(2017年製作の映画)

3.9

題名もズバリ「幽霊物語」。2人の原作者の自信の程が伺えます。なおそのうちの1人が狂言回しのグッドマン教授役を演じ、良い味出してます。外国の映画評で“熟練の語り口のホラー・アンソロジー”と評されています>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.0

最後に明かされるクリーデンスの本名に、なんの興味も湧かないのが致命的。恐れていた通り、ハリポタと同じ轍を踏み、ダークファンタジー寄りのモッサリした展開になっています。
勿論大金を投じているので、いいと
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ガン・ドッグ(2018年製作の映画)

3.6

ドイツの特殊部隊バディもの。本国では大ヒット、というコメディです。と言っても笑いのツボは外れまくりで、レビューワーのみなさんの酷評にも納得です。下ネタと差別表現も満載で、日本なら放送コードすれすれなん>>続きを読む

アバウト・レイ 16歳の決断(2015年製作の映画)

4.6

さすが『リトル・ミス・サンシャイン』のスタッフ。性転換の重いテーマを、実に真摯にしかし仄かなユーモアを以って描いています。
エル・ファニンング、スーザン・サランドン共に会心の演技。そして特筆すべきがナ
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セントラル・インテリジェンス(2016年製作の映画)

3.0

題名はCIAからAgencyを取ったもの?つまりは「中央情報局」から「局」を取った感じでしょうか。意味を知っていたら教えて欲しいです。
内容は、ポスターのキャッチ 「超劇的ビフォーアフター・バディーム
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ジュリア(1977年製作の映画)

3.9

昔々劇場で観た時は、(反ナチ活動といったシーンはあるものの)さほど劇的な話でもなく、原作者リリアン・ヘルマンの、幼馴染みジュリアへの友情(憧れ?)を描いた回想録といった印象でした。ところが、本作を観た>>続きを読む

ゆれる人魚(2015年製作の映画)

4.6

本当はこわい人魚姫。アンデルセン童話を下敷きにした異形の傑作です。己れの感性の枠を無理矢理押し広げられたような、そんな衝撃を受けました。
ポスターでの人魚の尻尾がナマズのようで、そのインパクトは強烈で
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.8

好きですねぇ、この展開。さすが、アカデミー賞脚本賞。引き締まった新種のスリラーとして高く評価したい。W座の解説で信濃八太郎氏が「2度見るといいです」と宣うのにも納得。再見すると色々発見でき、よく練られ>>続きを読む

クォ・ヴァディス(1951年製作の映画)

4.5

ハリウッドが誇る古典的歴史大作。学生時代、近所の名画座でリバイバル上映をやっていて、その大きなポスターを前に観たいなぁ、と思いつつ機会を逃しました。それ以来、なんと半世紀ぶりの(TVでの😢)鑑賞です。>>続きを読む

ジュラシック・エクスペディション(2018年製作の映画)

1.1

調査惑星に透明になれるチビ恐竜(お前、プレデターかい!)がわんさかいて、アホな隊員と美人アンドロイドが襲われる話。
B級映画に寛大なレビューワーさんたちも「これはヒドイ!」とサジを投げた怪作です。最後
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ブレイン・ゲーム(2014年製作の映画)

3.0

豪華な俳優陣、スタイリッシュな映像、そして超能力者猟奇殺人対決という設定の妙。どれも悪くないんだけど、消化不良感がハンパないです。神のごとき(!)犯人を描くのに、脚本の練り込みが足りないんでしょうか。>>続きを読む

ガーディアンズ(2017年製作の映画)

1.9

ロシア産マーベル。で、予想通り「愚作」であります。しかしながら、敬愛するレビューワーさんたちが意外と温かく見守っているので、ホッコリします。珍しいロシア製ヒーローSFなので、つい甘口になるんでしょうか>>続きを読む

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