なんだかんだ安定の出来で良い作品だった。
キャストの力量は間違いなく一流所が揃っているため当然かもしれないが、“理三”を避けて勝負したり、共通テストの点数で勝率高い学部を選択するなど、現実的な戦術を駆使した受験のやり方は非常に面白かった。
偏差値最下位クラスから、実際に東大合格を勝ち取るのは凄まじく厳しいことなのは間違いない。
しかし、ドラマを見てこれから勉強を頑張りたいと思う学生や子供が一人でも出てくれば十分に大成功なはず。
視聴率も同クール帯ドラマで最高だった事実が何より多くの人に支持された証だろう。
普遍的な人気作の続編としてこれだけの期間を空けても、結果を残したのも素晴らしいの一言。
阿部寛・長澤まさみのタッグが最高だったこと、最終回にはガッキーまで揃って出演してくれている。
前作から観ているファンからしたらこれ以上ないほど嬉しいシーンの連続であり、黒幕や裏切り者が続々出てきて二転三転した物語も最終的には半沢直樹ばりの大逆転できっちり締めフィニッシュ。
完璧なまでの大団円だったのも“らしい”終わり方に感じられた。