シーズン4では第14話『正気な狂気』が最も強烈な印象を受けた。秀逸な回であると同時に、超鬱な回でもある…。〈ウォーキング・デッド〉の世界観をうまく表現した回だったと感じる。
キャロルの行動はこの世界では正気だとも思う。しかしやっている事は狂気でもある。正気なのに狂気でもあり、狂気なのに正気でもある世界。
本シリーズの最大の魅力は〈文明と社会の安全が崩壊した世界で、果たして我々は尊厳ある人間性を保てるのか?〉という点を描いている部分だと感じているが、こういった世界に仮になったとして、我々はどう行動出来るであろうか。