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ウォーキング・デッド シーズン9のtheatrejinanboのレビュー・感想・評価

4.5
シリーズを牽引してきた不動の主人公、リック・グライムズの降板というのが今シーズン最大の話題だったけど、驚いたのは全16話ある中で第5話という序盤の退場もそうだし、彼がいなくなった後に続く展開の上手さ。

ただ彷徨い歩くからこその“ウォーカー”だったはずなのに、言葉を喋る新種が現れる。もしや進化しているのかと思わせといての、新たな敵「ウィスバラーズ」の登場。そこから主要キャストそれぞれのエピソードが上手く絡み合うことで、リック不在で空いた穴を見事に忘れさせている。

そして第15話は、過去のシーズンと比較してもトップ3に入るショッキングな演出。「ウィスバラーズ」もたいしたことないななんて思っていたら…。シーズンごとに誰かしら主要キャストが殺されるのはお約束だけど、ここまでやるとは。これでシーズン10は「ウィスバラーズ」と全面戦争になるだろうし、飽きさせない展開にただただ脱帽。★4.5