Ludwig2

SHERLOCK/シャーロックのLudwig2のレビュー・感想・評価

SHERLOCK/シャーロック(2010年製作のドラマ)
4.4
現代版シャーロックホームズの決定版。原作のイメージを壊さずに極めて巧みに現代風にアレンジしていて、素晴らしい。カンバーバッチのシャーロックもまさに「シャーロック」という感じがしてよいし、ワトソンも戦争帰りで方を撃たれたのに足が悪く、しかも治るという逸話をうまく表現できている。意外なのはマイクロフトで、マイクロフトの方がこれまでのモリアーティ像に近い。一方モリアーティの方はちょっとなよなよしててこれまでのイメージではないが、狡猾で頭脳派なところは同じだ。
第一話の「ピンク色の研究」では、シャーロックとワトソンの出会いや、シャーロックが死にかけるところをワトソンが冷静に救うところがよかった。第二話は、暗号解読と中国マフィアとの対決、ベーカー街探偵団にあたる不良との出会いなどがあった。第3話は、国家機密とモリアーティとの対決がスリル満点である。いずれも必ずしも原作通りではないが、原作の雰囲気を上手く現代風にアレンジできている。
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