前日譚を描いたミニエピソード（BBC YouTubeで公開されている）では、アンダーソンがシャーロック生存説を唱え、シャーロックが解決したと考えられる事件が徐々にイギリスに向かっているという発言や、最後の動画中のシャーロックの微笑みから短いながらも期待を持たせるものになっている。
第一話では、ジョンとメアリーそしてシャーロックとの関係やジョンを必死に助けるシャーロックの姿がよかった。地下鉄爆破の直前のジョンがシャーロックに語った言葉もよかった。シャーロック生還のカラクリはアンダーソンに語ったものが本当かわからないし、他の仮説も本当かわからないが、モリーを信頼してたのがよくわかる。第1話では、シャーロック似の恋人ができたモリーとの関係も少し切ない。
第2話は、ガラッとテイストが変わって、まるで短編集のようで面白かった。ジョンとメアリー結婚式のスピーチで、シャーロックが、ジョンと解決した事件をいくつか語るがそれがこの結婚式でつながり、犯人逮捕へとつながる。ハッピーエンディングのお話。
第3話は、本シーズンの悪役マグヌセンとの直接対決。メアリーの過去も明かされる。シャーロックが事件解決のためとはいえ、ジャニーンと付き合うなど新たな一面が出てくる。
シーズン3の特徴としては、シャーロックのマインドパレスの中を一緒にたどる感じのシーンが多く含まれている。マインドパレスの中では、色々な登場人物がシャーロックにアイデアを与える。もう一つの特徴は、シャーロックがより人間的感情を持つようになっている。シャーロック以外の登場人物もそう。マイクロフトのシャーロックへの思いもある。シャーロックがジョンとメアリーを守ろうとしたこともある。
