ベル

HANNIBAL/ハンニバルのベルのネタバレレビュー・内容・結末

HANNIBAL/ハンニバル(2013年製作のドラマ)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

スターチャンネルにある事に気付かず漸く見付けての視聴。とんでもないくらい面白かった。

主人公ウィルの犯人の目線になる独特のプロファイリング+精神的脆さ、ハンニバル・レクター( マッツ・ミケルセン )のとんでもない色気と狂気、死体のグロさの中にある神秘的な感じ、物語のハラハラ感と進み具合、何もかもが最高。

ハンニバルの料理シーンは使われてる肉や内蔵が人間のだとわかっているからグロいけど、作られた料理は凄い美味しそうで、でもその料理を何も知らない沢山の人達が食べてるのはなかなか。殺して食材にする人間の名刺を貰って、レシピカード作ってるのは料理も、食事も、きっと楽しんでるんだろう。
一番最後にハンニバルが、彼自身が患者となってる精神科医の女性に振舞った料理、あれはもしかしたらアビゲイルだったのでは…

ハンニバルからウィルに向けられた執着のような感情は、医者として患者であるウィルを治したいって気持ちか、友情か、でも多分一番は好奇心なんだろうなぁ。FBIの面々が最終的にハンニバルの手の中で転がされ、彼の思うがままにウィルを犯人だと思い込み、結局無実のウィルを捕まえた訳だからシーズン2がどうなるか。

終始グロテスクで、病みで、重たい中でウィルが拾って育ててる犬達が出て来る時だけは可愛くて安らげた(*´`*)

それにしても、ウィルの幻聴や幻覚、記憶が飛んだりする症状が脳炎からくるものだとは思わなかった。

※字幕で観たけど、どうやら吹き替え版マッツの声優は井上和彦さんだと知り…2週目は吹き替えで観るべきか!?
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