HANNIBAL/ハンニバル３のヨッシーのネタバレレビュー・内容・結末

昨年末からぶっ通しでシーズン1から完走しました。
前2シーズンにはなかったくらい静かな立ち上がりに多少困惑を覚えた前半から、後半の激しいレッド・ドラゴン編。
各話のタイトルも、料理絡みのものでは無くなり竜絡みのタイトルへと変わります。
ハンニバル・レクターという人物に私が出会ったのは「羊たちの沈黙」が初めてであり、そのイメージで全シリーズを見ました。
描いた時間も違いますが、このシリーズの方がレクター像を深堀りしている訳で、それ故に余計にレクターという人間がわからなくなります。
敢えて単純化すれば。このシリーズは愛の物語だったのかなと思います。
そう括れば、辛うじて自分なりに理解できます、それが物凄く歪んだものであっても。
これでシリーズが完結するので全編通しての感想を述べますと、これほど美しいのにおぞましさを感じざるを得ない料理シーン、合間に出てくる、本当は目を覆いたくなるような被害者の描写がストーリーに比べたら軽量に思えてしまうこと、そして何より、それぞれの役を演じたキャストが皆ハマり過ぎてて、一層魅力ある作品になったと思います。
一息つかせてくれた鑑識チームの癒やしにも感謝です。
大変見応えのある39話で、年末年始の休み故にイッキ見出来て良かったです。