このレビューはネタバレを含みます
軽いタッチのハートフルなドラマ。
野際陽子の女将役が神がかっていて、こんな旅館泊まりたいと思わせる。このあたり、「高原へいらっしゃい」の田宮二郎扮する支配人を彷彿させて面白い。
旅館柚原も、上記八ヶ岳高原ホテルもまた、良い宿泊施設なのである。
竹内結子と西島秀俊のやりとりは、「ストロベリーナイト」とは全く違うアプローチで新鮮。
祐美の次の仕事が決まらないまま、ラストを迎えるが、決して重くならず視聴者にゆだねる感じで良い。
非常におせっかいだけど一生懸命な性格、編集部の幹部たちに熱弁をふるうスキルは、仕事探しもさほど長い時間はかからないポテンシャルを秘めている。また桜井礼次郎に再度雇われる可能性も含めて。