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ゴールデンボウル
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『ゴールデンボウル』に投稿された感想・評価

5.0
2
個人的には、「アジアの黒曜石」金城武のフィルモグラフィーNo.1かも。何たって舞台東京だし、こんなに目いっぱい日本語を話してくれる金城君、今のところこれが最初で最後だし、しかもこんな明るくお茶目なちゃかし上手キャラで、黒木瞳さんと「ポップ&キュート」な掛け合いを「日本語で」繰り広げるラブコメなんて嬉しすぎる。翻訳ではこの面白さを100%は楽しめないと思うと、ラッキー!この上ない。

ラブコメといっても、ほぼダイアローグによって話が進む戯曲のような会話劇。軽妙ながらも、ペアでボウリングしながらお互いの心理を分析して繙いていくなど、会話の内容はけっこうメタ。理詰めなやり取りや、下手するとスカしてると取れそうな会話も、ボウリングしながらだと飽きずかつ嫌味に感じず楽しめる仕掛け。ずーっと四の五の喋ってるところなんて、どことなくビフォアシリーズのようでもあるような、ないような。

このチャーミングな井の頭線ユーザーの証券マン(髪型笑)芥川周君は、20年以上も前のドラマなので今なら完全アウトな発言も結構するけど、乱暴な男言葉は使わないジェントルマンだし、たまにウフンとかイヤンとかヘンな声出すし、年下の男の子なので瞳には基本腰低く接しているし、ちょっとヘタレなところもむしろよくて、すこぶる好感度高い。人懐こくて性格よくて周りの人たちからも好かれてる、『神様、もう少しだけ』の孤高の啓吾とは真逆のキャラ。黒曜石の振れ幅よ…。しかも、顔中○○だらけになっても美しいってもう、笑うしかなく爆笑した。

相手役の黒木瞳さん、こんなにコメディがいけるクチだとは知らず大いに見直した。そういえば、以前新聞で連載していたコラムは、「スカした美人女優」のイメージを覆すピリッとジョークの効いた面白コラムだった気がする。上手くいった時のキメ顔が本当に嬉しそうでいちいちチャーミング。「ずるいわよ!」と瀬川瑛子さんの真似して言いたくなる。でも、やはりこのドラマの肝は、二人の息の合った会話の絶妙さ。黒木瞳さん、コメディ演技とシリアスな演技もシームレスに繋がっていて自然だし、金城君と本当にウマが合ってそうでずるいわよ!マジオコ。
 しかしこの絶妙な掛け合い、二人とも難なくお手のものでやってのけてるようにしか見えなかったけど、演技としては難易度高く、神経使ったらしい。天晴れGood Job!

もちろん、コッテコテお茶の間テイストの昭和レトロなボウリング・ドラマとしても面白い。金城君は「ゴールデンボウル」なる際物で毎回黒木瞳さんと組んでボウリングの試合をするし、共演者は出川哲朗に鶴光に瀬川瑛子、懐かしや大滝秀治!でコテコテに脇を固めてあるし、竹脇無我や榎本加奈子も懐かしく、若者3人はカワイく、特に松本莉緒ちゃんは金城君の妹分を好演。あんな人やこんな人や、意表を突くバラエティーに富んだ相手方ゲストボウラーの登場も毎回楽しみ。「バイバイスプリット」「リリー」「ポイズンアイビー」等々、ピンの残り方を表すボウリング用語が詩的で美しく、それをストーリーに絡めてあるのもいい。

金城君が、漫画のように続きが読みたくてたまらなくなったという脚本の面白さに惚れ込み、出演を希望したというこのドラマ、同じパターンで進むのかと思いきや、後半は少々トーンが変わり、シリアスさが増して重くなり、ラブコメからラブストーリーに振れるのは野島伸司らしさ?(『ひとつ屋根の下』は見たことあるが、よく覚えていない) 深層心理を宗教に例えていたのはわかり味ある2024年。そしてどこかで見た覚えのあるラストのクライマックス、どこだったか思い出せない…。でも、PGとこのラストゲームは感動不可避だし、特にラスト3話はスポコンものとしても十分面白い。
 欲を言えば、後半シリアスに振れ過ぎた感もあって、ラブコメ好きにはドストライクとは言えなかったけど、それでも、これまでに観た日本のTVドラマの中では一番くらい好きかも。最後のレトロな○○もよかった!
 ところで、二人称が「キミ」と「アナタ」で揺れがあったのは、何か意味があるのだろうか?はて。

イケメン俳優の眉間のシワを目の敵にしている当方としては、金城君の眉間にあまりシワが寄ってなくて表情が暢気そうだったのもよきよき。暢気な声出さないでよと文句言われて、○○ですけど、と返してたの受けた、アドリブ?イケボだけど確かに暢気そうなおっとりした声かも(笑)そこがまたよくて、この声だから、キザっぽいこと言ってもキザになりきらないのかも。そういう微妙なニュアンスに気づけるのは、日本語のドラマだからこそかも。
 金城君、このドラマを観てると、だんだんフツーのお兄さんに思えてきて、それも悪くない。でも、あの顔でこの声で、あんなことやこんなことをストレートに真顔で言われたんじゃ、瞳でなくてもドキッとして心臓に悪い…。
 とはいえ、やはりこのドラマがいいのは、色男金城武ではなく、よそでは見られない金城君の「日本語バージョン」の面白顔や変顔や情けない顔といった豊かな表情がたくさん見られるところで、このカワイイ芥川周君は、今んとこ私の一番のお気に入りの金城武。そんなワケで、どんな濃厚なラブシーンを繰り広げた女優さんより、金城君と終始軽口を叩き合っていた黒木瞳さんは役得だと思う!

ポール・アンカの曲がスタンダードナンバーで古くならないのも強味。適曲適所で使い方も上手い。

駅での痴漢騒動のくだりは、2002年時点ではまだこういう遅れた認識だったのか…と呆れるしかなかった。「アナタ彼女いるの?」とか本当に残念。女は××でものを考えるとか、××ってこんな感じかしら?という型にはまった瞳のセリフにも、同様の古臭さを感じた。

金城君と大滝秀治さん(上手い!)のツーショット場面を見ていると何だか泣きそうになるの、本当の、今は亡き日本のおじいちゃんとその台湾育ちの孫みたいに見えるからだろうか?その台湾育ちの孫は今いずこ?金城武が日本でこんなお茶の間的TVドラマに出てたなんて、もはや夢か幻だったかのよう…と思うとさらに来るものがある。

しかしこのドラマ、配信もレンタルもないのはどうしたこと。決して評判も悪くないようなので、是非多くの人が気軽にいつでも観られるようにして頂きたい、日テレさーん!
P
3.0
0
記録

ちょっと鄙びたボーリング場がいい感じで
そこに集まるアマプロボウラー達
金城武がカッコよかった
You are my destinyがやたら流れてたな
内容は少し暗いのに、テンポの良さと音楽と演者で、ものすごく楽しくなる。

おそらく日本ドラマで、マイベストに本作を選ぶ。

ポールアンカもさることながら、サラリーマンの通勤に合わせて日々の出来事が展開していくのも、現実とマッチして最高。

テレビで有名になって目立つより、いちボーリング場の小さなヒーローでありたい。

やり口やアピールが、くさいところもあるが、時々見返したくなる。