茶一郎

ハウス・オブ・カード 野望の階段 シーズン 2の茶一郎のレビュー・感想・評価

4.6
【記録】
 シーズン1から引き続き……と思ったらいきなりの14章で視聴者をガーンと突き落とすフランクの冷酷さよ。
 やや話が断片的に感じられる一方で、もはやフランクを主人公とするピカレスクロマン的な成り上がり物語として帰着する。特にフランクとクレアの主人公夫妻のお互いの利益を貪りあって立ち回るその姿には、一回りして尊敬の感情すら覚える。
 デビッド・フィンチャー譲りの色彩を欠如させた闇使いの美しい画作りは言うまでもなく最高。ジョディー・フォスターも監督として参戦です。
茶一郎

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