#metooで何かとお騒がせな作品だった『ハウス・オブ・カード』。本シーズンは大統領にまで登り詰めたアンダーウッドの立ちションで始まる景気の良い開幕から、票集め政治劇・対ロシアの外交戦略・そしてついに大統領選開幕!
前シーズンにあった無理矢理な成り上がり劇は一旦、お休みですが、お話の核となる夫婦の愛憎劇、というより超実利主義に基づいた搾取・裏切り合いが凄まじい。
ケヴィン・スペイシーは相当、現場で性的な嫌がらせを横行していたようで、その最悪な大統領であり現場の支配者だったケヴィン・スペイシーに取って代わるようにロビン・ライトが監督として現場を、また劇中では妻として夫に逆転をしようと試みる主役交代の兆しも感じられ、中々、見応えがありました。