たわらさん

ブレイキング・バッド SEASON 4のたわらさんのレビュー・感想・評価

4.8
相変わらずシーズンの途中から盛り上がる。毎度優秀なハンクと、ドラえもんことソウル。

現状用意されたものの関係線を引いていく様は見事。各登場人物が推測して行動しており、ピリオドを打ったのは推測した行動の裏を取ったものであった。ガスは10手先をいくもんなぁって思っていたら、ウォルターがその先行ってるじゃねぇか!ガスとウォルターの架け橋であったジェシー。ジェシー争奪戦を制した先に勝利がありましたね。

ガスの退場は残念。ウォルタが来てからの数ヶ月は大変だっただろうなぁ。

視聴者はウォルタが何人も手にかけているのは分かっているけど、スカイラーが知ったのは初めて。彼はもうドス黒い。シーズン5では何を描くのだろうか。

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ジェシー、ハンク、スカイラー、ガス、ドン(チリンチリン)とウォルターを中心にして集約されていき、麻薬ビジネスはスリリングさを加速させる。最後に立つのが邪悪さが優っている方であり、ガスは結局慈悲深く仲間意識を持つ人なんですよね。ウォルターとの対決を振り返っても、コックの処理や囮の起用などガスが一歩手前にいる。

近場にいるジェシーとスカイラーがウォルターへの認識を変化していく様が気になるところですが、スカイラーはこの段階で軽く悟りを開いていますね。
たわらさん

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