私の好きなクライムドラマたちの基礎となったドラマの多くを手掛けてきた、テレビドラマ界の大物スティーブン・ボチコが脚本を手掛けた最後のドラマシリーズ。スティーブン・ボチコ脚本ということもあって、これまでTNTが手掛けてきた真面目な捜査とコメディが50:50であるような作品ではなく、かなり重厚なクライムサスペンスです。どこのネットワークが製作しているのか調べるまではTNTだと全く気付かないレベル…どちらかというとこういうのはNBCやFXに多い雰囲気のドラマなので、TNTを契約している視聴者たちに刺さったのかは謎。
捜査と同じくらい裁判のシーンも長めなので「LAW&ORDER」が一番好きなドラマの私としては最高〜!となりました。主演のテイ・ディグス、キャスリーン・ロバートソンもかつて「LAW&ORDER」にゲストで出演したことがあるので、分かる分かる〜と共感しかない。
キャストがえらい豪華でアメリカテレビドラマ界の大物ばかりが大量出演。ジェームズ・クロムウェル、リチャード・シフ、イアン・アンソニー・デイル、ラファエル・スバージ、スティーヴン・ウェバー、カリー・グレアム、ニコール・アリ・パーカー、ニック・ゲールフースなど…そして、1番の見どころはやはりハリー・ポッターシリーズでドラコ・マルフォイを演じたトム・フェルトンでしょう。トムは子役時代から悪役が多いので違和感無く見られました。エリック・ブラントというサイコパスなIT業界の天才役の演技が良かった!
愛されて育つってことが人間にとってどれだけ大切なことなのかを実感させられる。愛だけはお金で買えないんだよなぁ…エリックがもし愛情を注がれて育っていたらどうなっていたんだろうかと感じた。