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バビロン・ベルリン シーズン2のshortのレビュー・感想・評価

4.4
正直、シーズン1のときは物語がややこしく、人物相関も理解しきれず、ネタバレブログさんの丁寧なあらすじを拝読しながら物語を追って行った。
シーズン1はあるフィルムを巡る物語が中心で、主人公ゲレオンラートはケルンからベルリンにそのフィルムを秘密裏に探すためにやってきた(らしい)。
そのなかで、ソ連の革命家と保守派の争いがあったり、ドイツ国内の赤狩りがあったり、赤の砦とか黒い国防省とかあってちゃんと理解するのが難しい!このひとはどこの所属?何が目的で何をしてるのだっけ?とか。。
( ̄▽ ̄;)

そこに主人公のゲレオンの背景(兄との戦争での過去や兄の妻とのことなど)や、シャルロッテの背景(娼婦をしながら家族を養っていて警察の仕事をしたいと思っている)彼らと関わるキャラ達の話などめっちゃ盛りだくさん!

シーズン1が8話で終わったのはびっくりした。9話目からシーズン2に突入しており、あれ??シーズン1いつの間に終わったの?となりました💦

シーズン2は黒い国防省やら赤の砦やらの全貌が明らかになり、シーズン1からキーポイントであった貨物列車に関する物語が中心でありつつ、個人の話も目が離せず、人物相関も分かってきて共感してきたためか、さらに面白くなって終盤は次話が待ちきれなかった。
とくにシャルロッテが好きで機転の利く活躍にハラハラしつつもワクワクした。

以下ネタバレの感想を下に


















シーズン1のころはヴォルター警部がこんな役割をしてるとは思わなかったので驚いた!
さいごゲレオンとシャルロッテを殺してしまった!
ふたりは生きてましたが。
ヴォルターも生きてるかも??
しかしイェニケはかわいそうだった。
その親も気の毒でならない。

ベンダ長官も最後は気の毒でした。
共産主義者から見たら敵になっても個人としては好感の持てる人物だった。
しかしイェニケが殺されたのはこのベンダ長官のせいともいえる。
あんな側面やこんな側面があるよね。
と、思ったけどベンダを殺したのはナチ党員だったのか。

さいご、あの心療医師がゲレオンの兄だったとは!きっと生きてるんだろうとは思ったし、ゲレオンが兄を残して逃げたのも言われてみれば納得。だからPTSDに苦しんでたんだもんな。
なんで名乗り出ないのかな。妻はどうするのかな。

それと、本筋は関係ないかもだけど、シャルロッテの妹がすごく心配。
義兄が友達に売るつもりでおしゃれさせたりしてたから。キモー!!!😡
そのとき母親が死んでしまったから無事でいられたことを思うと、図らずも母は自分が死ぬことで娘を守ったように思った。
(梅毒というのも恐ろしい病気だ。)
いまシャルロッテがあんまり家に帰ってるシーンがなくて、妹の安否が懸念される。


私の頭で理解できるかというとなかなか難解なんだけど、かなり面白く見ている。
早速シーズン3も見ていこう!
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