winotake

刑務所のルールブック/賢い監房生活(原題)のwinotakeのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

最高の人生ドラマ。
想像以上にヒューマンコメディだった。クズも出てくるしサスペンスもあるけど、愛すべきキャラクターが多くて、ほとんどが笑って、しんみり泣ける。終盤は号泣エピソード連投。

6房はわちゃわちゃ騒ぎながら仲間を思い遣って、不自由な監房生活を工夫しながら楽しんでる。なんか学生時代の寮や部活の合宿思い出した。
恐ろしいのは、こんなに楽しいなら刑務所もよいかなと思ってしまうところ(現実の刑務所こんなじゃないだろうけど)。

一方でリアルでシビアなエピソードも、22年模範囚として他の囚人たちの面倒もみてきたミンチョルさんには恩赦と共に娘とも巡り会えるが、何度も罪を重ね気ままに生きてきたカイストは肝臓を移植し命を救った息子から再会を拒否される。ハニャンの出所後の再犯には薬の怖さを改めて思い知らされた。
過ちは誰にでもあるが、過ちを犯した後にどう生きるかを問うているようだ。

ペン部長、韓国ドラマはこういう不器用で言葉は乱暴だけど心の温かい人を描くのほんと上手い。
winotake

winotake