ドルフィンキック

GTOのドルフィンキックのレビュー・感想・評価

GTO(1998年製作のドラマ)
3.9
「GTO」は、元々、大好きなドラマだったのですが、久しぶりに、地上波のテレビの再放送を見て、気が付いたことが、ありました。

ずばり、 中尾彬さんの存在ですね。

中尾彬さんが、憎まれ役を好演?すればするほど、反町隆史さん演じる、鬼塚英吉の破天荒な行動やカッコ良さが、際立つと感じました。

例えば、「暴れん坊将軍」や「名奉行 遠山の金さん」などの時代劇でも、悪役が、胸糞悪い役を好演?すればするほど、主演の松平健さんや松方弘樹さんのカッコ良さが、際立つように、このドラマも、同じことを感じました。

脇を固める、ベテランの役者さんが、上手いと、ドラマ全体が、ビシッと、引き締まって、更に、盛り上がって、面白くなるんですよね。

「飛び出せ青春」で例えるなら、ビギンこと、河野武先生役の村野武範さんが、鬼っちこと、鬼塚英吉役の反町隆史さんだと考えると、ヒロイン役の酒井和歌子さんが、松嶋菜々子さん、良き理解者の理事長の白川由美さんが、校長先生役の有島 一郎さん、教頭先生役の中尾彬さんと近藤芳正さんの意地悪コンビが、教頭先生役の穂積隆信さんと塚本先生役の柳生博さん。

良く考えると、この二つの青春ドラマを、見比べてみると、色々と、共通点が、多いなあ~って、今更ながら、新しい発見が、あり、グッと来ました♪

そして、「飛び出せ青春」と言えば、「片桐くん」こと片桐次郎役の剛たつひとさんが、このドラマの「GTO」に、レポーター役として、ゲスト出演されている回が、あり、青春ドラマファン、青春映画ファンの者としては、ニヤリとしました♪

ヒロイン役の冬月あずさ先生役を演じた、松嶋菜々子さんの演技力の高さにも、とても感心しました。

小栗旬さんも、生徒役で、出演されていましたが、まだ、声変わりも、していない、あどけなさの残る、綺麗な顔をされた、美少年で、輝いていましたね♪
やっぱり、イケメン俳優は、少年の頃も、美少年なんだなあ~って、思いました。

生徒役の役者さんも、キャラ立ちが、半端なくて、それぞれ、個性的な役を、好演されていて、キチンと、キャラが、立っていたので、ルックス、演技とも、ナイスでした!

内容的は、毎回、クラスの生徒、一人、一人に(偶に、先生に。)、焦点(スポット)を当てて、掘り下げて行く、青春ドラマの王道のパターンなので、「無難」に、そして、「手堅く」、楽しめました♪

主題歌は、反町隆史さんの「POISON ~言いたい事も言えないこんな世の中は~」。

正に、名曲ですね♪

あと、僕が、このドラマで、印象に残っているシーンで、体育館(講堂)で、鬼塚先生が、教頭先生から、生徒達の前で、土下座して、謝罪をするように、要求されるシーンが、ありましたが、悪いこともしていないのに、謝る必要はない。って、その要求を、のまなかった、鬼塚先生の姿を見て、思い出したのですが、僕が、中学生の頃、修学旅行で、宿泊した、旅館で、やんちゃな同級生が、突然、僕らのお部屋に入っていて、一緒のお部屋に居た、僕のお友達に、ふざけて絡んで来たので、そのお友達が、怒ったら、むこうのやんちゃな同級生が、逆ギレして、謝罪をするように、要求したのですが、決して、お友達は謝らなかったんですよね。
しばらく、二人の間で、緊迫した状態が続いたんですが、お恥ずかしながら、僕らは見守ることしか出来なかった。
でも、お友達は、毅然とした態度をとった。
それりゃあ~、絡んできた向こうが悪いので、ビビらずに、謝らなかった、そのお友達の姿が、鬼塚先生の姿とダブって、カッコ良いなあ~って、思いました♪ 
結果的に、やんちゃな同級生は、お友達の毅然とし態度に、根負けして、お部屋を出て行ってくれて、大事に至らなかったので、とても安心しました♪

それから、インターネット上の記事によれば、

反町隆史さん主演版の「GTO」が、26年ぶりに、復活するとのことで、来年の放送が、とても楽しみですね♪

https://www.lmaga.jp/news/2023/09/727829/

やっぱり、反町隆史さんは、カッコ良いですね♪