ルビー婆さん

めぐり逢いのルビー婆さんのネタバレレビュー・内容・結末

めぐり逢い(1998年製作のドラマ)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

1998年のドラマ。

すごく辛口になる!
思ったことを前後関係なく感想を書いていくよ。


当時観ていたが、内容はほとんど思い出せなかったので、懐かしいのと、内容を確認したかったので観ることに。
ダンスとカメラは覚えてるけど、それ以外どうなったのか、結末なども記憶になかった。
修二が結婚したり、起業したり、絵里がこんなに職業を変えてたこと、清水先生の存在も全く覚えてなかった。

なんてイライラするドラマなのか!

だいたい、ダンスができなくなって、ダンス周辺の道を模索できてないところが不思議だった。好きだからこそ、離れて、全然違う仕事をしたかったってこと?でも、清水先生のアドバイスでダンスの先生になってるし。

修二の結婚も起業もマイナス。会社もとんでもないことになってんのに、逃げて旅して写真撮って、絵里が会いに行って2人で楽しんでるって、ありえないな。いろいろ恋愛には繊細なのに、こういう部分はいい加減で、一貫性のない人物として描かれている。

2人のせいで、ひどく傷ついた人たちがいる。
ある恋愛にはつきものかもしれないけど、清水先生はかなり気の毒としか言いようがない。最終的には悲しみより怒りが爆発しそうだ。清水先生はその後は大丈夫だろうか。人間不信になりそうだ。不倫してたからバチが当たったのかな。その割には絵里は幸せになってしまうが。
それよりも、清水先生の奥さんと子供が一番気の毒だな。それ、忘れるな。

突然の事故があるので、このドラマを観てると、交差点を渡ってるシーンが出るたびに、また事故るんじゃないでしょうね!って思ってしまう。

なんで、連絡取らないんだろう?って思うシーンもよくある。スマホがなくても連絡をとる方法はあるのだが。ほったらかしが誤解を招いている。

恋愛と夢の天秤かけなのだけど、長距離恋愛をしている人たちはいるのだ。今すぐ死んでしまうのではないのだから、お互い夢を追いかけつつ、励まし合い、離れてても愛を持ってたら良いと思うんだが。
若い頃は焦りがあるので仕方ないのかもしれない。
寂しさも出てきたら誰かに揺らぐのかもしれないし。だけどねぇ…古い時代のせいかね。結婚するもの!っていう必須的な。

ラスト、また絵里やらかしてる!って思った。
修二と結ばれるのはいいんだけど…あまり素直に喜べない結末だなぁ。清水先生不幸すぎ。いろいろ犠牲が出てしまった。ひどいなぁと思う気持ちの方が先に出てきてしまった。

全体的な印象は、優しい、だけど、優柔不断故に魔女にもなってしまう女、絵里に振り回される男たち。
清水先生の元奥さんや子供からしたら、魔女にしか見えないだろう。

このドラマはほとんど中身を忘れていたけど、悪いイメージなので、もう見ない方が無難という記憶が刷り込まれていたのかも。

ごちゃごちゃで、感情移入しにくく、イライラするだけで、胸がキュッと痛くなるシーンもなく、感動できず、良いイメージの印象が残らない。

私は、マシャも常盤貴子さんも好きなんだけどね。それを理由にドラマを贔屓にすることはできなかったな。