このレビューはネタバレを含みます
すごく評価が高いのだけど、私は正直いまいち好きになれなかった。
貧しさと豊かさの対比ってよく描かれるテーマだけど、あそこまで貧しいのは設定としてどうかなと思う。貧しさの表面的なことしか知らない人間の書いたきれいごとでしかない感じがして、逆に嫌悪感を覚えた。
「お金は必要よ、重要ではないけど。」ってナイト・オン・ザ・プラネットでウィノナ・ライダーも言ってたやん。
しんぺいくん絡みの話は、かわいそうで見るのが辛かった。遊園地の話もお母さんに引き取られるかどうかの話も。
なんでもかんでも大企業が悪いってのもなぁ…って感じだし、立ち退きの話は半年前に出てたのに、期限が迫るまで何も対応せずに駄々こねるのはどうかなと思う。それと、新しい都市開発っていうのも数年間は○○億円の赤字ですが、21世紀には…ときたのでどんな数字が出るのかと思ったら、きっと素晴らしい事業だったと言われると思いますって、そんなあいまいな見積の企画あかんだろーって素人の私でも思った。
それに、末期の胃がんの人にビール勧めるシーンが何度も出てきて、それどうなの？って思った。そういう周りの細かいところが気になってしまって、どうもドラマの伝えたいメッセージはかすんでしまった。
ただ、広之さまのかっこよさは、数ある作品の中でも際立っていて、どの角度から切り取ってもイケメンすぎてびっくりだった。
先日友人と広之さまは安定のイケメンだなぁという話になって、じゃあ不安定なイケメンってなんやねん！って笑ってたんだけど、きっとそれは角度によってはあれ？ってなるイケメンで、どの角度から切り取ってもイケメンの広之さまは、やはり正真正銘安定のイケメンであるという結論に達した。
