シーズン3も相変わらず面白いですね。予測不能なバイオレンスに、間の効いた笑いと、人間ドラマが見事にマリアージュしてます。さすが“品質保証” のHBO。
しっかりエミー賞も複数年に渡って獲得。 1話30分に凝縮されたセンスのよいブラックコメディというこのお手軽さが素敵ですね。
孤独な殺し屋が“仕事”で町の演劇教室に足を踏み入れたら演劇の面白さに取り憑かれてしまい、殺し屋稼業から足を洗おうと決意するって話です。
マフィアだの殺し屋の元締めだのが登場する裏社会と、演劇教室の先生と生徒たちのありふれた毎日、という決して交わることのない2つの世界が絶妙に交わっていくのがユニーク。表裏一体となってしまったバイオレンスと日常の間を繋ぐのが殺し屋のバリー。
シーズン2でこの裏と表の交わりがより濃くなってきて、加えてシーズン3でうま味が増してきました。演劇教室での演劇仲間としての立ち位置を確立しつつあるバリーも徐々に化けの皮が剥がれてきてヤバいです。バリーが“やらかしてしまったこと”も一部の人にバレてしまい予想外の展開へと展開していきます。
女優の仕事を喉から手が出るほど欲しがっているサリーはサリーで暴走気味なのが笑えます。
唐突に始まり中断するオープニング曲は続きはあるのだろうか…。4シーズンで完結なんだそう。次回はいよいよラストシーズンです。