Tekito

ゲーム・オブ・スローンズ 最終章のTekitoのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

最終章は評判悪かったですが、個人的には良かったです。最終話が少し物足りなさはありましたが悪くはなかったです。

バラバラだったスターク家の子供たちが集まれたのは一息つきます。
本当ならせめてキャトリンとロブも生きて一緒にいてあげて欲しかった。

サーセイは妊娠中なのにユーロンとセックスをされたようですね。ユーロンは昔仲良かった大根役者の人に似てて、ユーロンを見ますと彼を思い出してしまいます。

サンサがシオンを抱きしめた瞬間泣いてしまいました。
また、ブライエニーがジェイミーにより騎士にしていただいた瞬間も泣いてしまいました。
ブライエニーがジェイミーを庇った時も泣きました。

私は過去もっとも感動をした映画はタイタニック、レミゼラブルでしたが、それに匹敵するくらいに感動しました。

私も色々あり、希望を持てずにいましたが私も彼らのように頑張りたいと少し思えました。

3話は遂にホワイトウォーカーと全面対決。

ドラゴンに乗っていたジョン・スノウがいつの間にか城にいたりドラゴンに戻っていたり、私の見間違いでしたでしょうか?

ホワイトウォーカーは最低でも10万人だそうですが、対するジョン・スノウ側の人数が気になりChatGPT4に確認をしたところ公式では人数の発表がないそうなので、それまでの話の流れから人数を計算してもらったところ数千人程度だと答えていただきました。

1人に対して約100人を倒さなければならない計算です。
途中でジョン・スノウ側の兵士が半分に追い詰められましたが、
その場合1人で200人を倒さなければならない状況といった計算になります。

完全に負け戦です。

デナーリスがドラゴンで王都の制圧されるのをティリオンやジョン・スノウに止められましたが、1日で攻め落とせるのなら、サーセイを味方に出来ないなら攻め落として王都の軍も兵力にした方がまだマシでしたね。

ドラマでは結果的にジョン・スノウ側の勝利になったので良かったですが、普通に考えたら負け戦です。
もし負けた場合は人類滅亡になるので、だったらまだ王都の国民を犠牲にした悪名を選択した方が圧倒的にマシです。

あと昔読んだ戦国系の漫画で覇王伝説 驍という漫画で敵軍に城を落とさせ城に入った敵ごと燃やして殺した話がありました。

ジョン・スノウも城を犠牲にしてホワイトウォーカーをドラゴンで燃やして殺すのもありだったと思えました。

またラニスター家との戦いを一時休戦して共同でホワイトウォーカーとの戦いの案には1つ懸念点がありました。

その昔、中華人民共和国が建国された以前の中国では共産主義者の毛沢東は対立政党であった民主主義の国民党と内戦をされ、毛沢東の軍は負ける寸前のところで日本が中国を攻めてきたため国民党は毛沢東はいつでも倒せる相手と見て日本軍と戦うために毛沢東の軍と共同で日本軍と戦い、日本軍との戦いの勝利の後に毛沢東の軍に力がつき国民党が毛沢東に負けて、国民党の残党は台湾に逃げて彼らで台湾での国作りを始めたそうです。

日本軍が攻めなければ今頃中国は台湾の民主主義の政治形態になっていたかもしれません。

少し脱線しましたが、毛沢東の歴史を例に考えてもサーセイのような女王と一時休戦で共同でホワイトウォーカーと戦うと毛沢東のように途中で力をつけられる余地を与えてしまいます。

案の定、サーセイはゴールデンカンパニーという2万人もの傭兵を雇うのに成功されました。

ジョラー・モーモントとリアナ・モーモントが亡くなられたましたがモーモント家がどうなってしまうのか心配です。

サムは学者属性なのに生き残られて凄いですね。

メリサンドルはシリーンを残酷な殺し方をさせてしまいましたが、個人的には許してあげて欲しい気持ちもあります。意外な事にホワイトウォーカー戦での貢献度が高かったですね。

このドラマの悪役は本当に悪人なのか判断が難しい魅力的なキャラクターが本当に多いですね。

ヴァリスが考えるジョン・スノウの方がデナーリスよりも支配者として向いている事に関しては私も同意です。

ただ、デナーリスはドラゴンの卵と家名しかない状況から王都を凌ぐ最強な組織にまで育て上げられた点において支配者としての資格があり、向き不向きではなく王都を倒せる状況を作り上げた貢献度の観点で見ればデナーリスが王座につく事に賛成できます。

肝心のジョン・スノウもまたデナーリスが王座につく事も賛成されました。

ジョン・スノウの頼みを後回しにして王都を優先にしていればデナーリスはより楽に王都の制圧とホワイトウォーカーも倒す事が出来てたのにジョン・スノウの頼みを優先にして兵力が弱体化した事を考えますと多少向き不向きよりも貢献度の観点でデナーリスを王座につかせてもいいのではと思いました。

王座についてもいい最低限の条件も揃ってもいますしね。

向き不向きで言えば、ティリオンが王座に一番向いてると思います。

ただGOTで理解できなかった事をググってたらジョン・スノウがデナーリスを殺したといったタイトルの記事のリンクが出てきてネタバレで後の展開には気付いてしまっています。

ネタバレの内容をタイトルにされる記事はむかつきます。

ブライエンはずっとストイックでお酒飲まなかったですが打ち上げで初めてお酒を堪能され、打ち解けられリラックスされた笑顔が見れたのは嬉しかった。

シオンは死にましたが良い奴として死に好きなキャラクターになりました。

ジェイミーがブライエンを抱かれたのは自分の事のように嬉しく思いました。ジェイミーにはブライエンと人生を共にしたかったので、彼女から離れたのは私も悲しくなりました。

ジェイミーならブライエンと結婚すれば絶対に幸せになれると思うんですよね。

騎士同士だからこそ通じるものも多いでしょうし。

ブライエンは魅力的な女性ですが、何度かもし結婚したらと想像したらストイックな家庭になりそうなのが大変そうですね。

ミッサンデイが処刑された時、アリアが助けてくれないかなと期待しましたがダメでしたね。

アリアは求婚されたのに復讐の道へ進まれてしまいましたね。生きて帰ったら求婚に応じるといった条件にすればよかったのにと思いました。生きて帰るつもりがないのかもしれませんね。

民の僕であるヴァリスの死刑は残念でした。
ヴァリスを通して、忖度ばかりの日本での立ち回りでもっとも参考になる方として勉強させていただきました。

ティリオンがジェイミーを助けたシーンは感動しました。死ぬ覚悟で姉と王都の国民を救おうとされ、このドラマでティリオンが一番王様に相応しいと思いました。

ジョン・スノウは人望はありますが、実際それほど有能ではないです。
ただ彼は人望があるので彼の方が人々は言う事を聞きますし、また素直なのでティリオンを参謀にすればデナーリス以上に優れたバランスの取れた支配者になるでしょう。

デナーリスは最後の最後で暴君になってしまい残念です。デナーリスを激怒させたサーセイが一番悪いですが。

デナーリスは王都の新しい君主になるのだから、ドラゴンを暴走させては国民の支持は得られませんし、結果的に父である狂王が王都をワイルドファイヤーで破壊しようとした時よりもより酷い事をしてしまいました。デナーリスの父であった狂王よりも酷い暴君になってしまったという事でしょうか。

ただ個人的には私はGOTで一番共感するのはデナーリスでした。
良いところも悪いところもデナーリスに共感しました。

多分世の多くの正義感を持つ人々が権力などの力を持つとデナーリスのようなリーダーになるのかもしれません。スターウォーズではアナキンは誰しもが持つ愚かさを体現したキャラクターであり、人類の代表者として見れるのと同じように。

サーセイは酷い女ですが、ジェイミーのサーセイへの愛の深さは本当にすごいと思いました。たまにJ-POPで世界を敵にしても君の味方みたいな歌詞を体現したイケメンですね。血だらけで崩れる城の中でサーセイを抱きしめたジェイミーはイケメンでした。

ハウンドは宿敵の兄との対決を見ていて、二人は愛し合っているようにも見えました。愛と憎しみが表裏一体という事でしょうか。

ジョンがデナーリスを殺されるのはネタバレ記事で知ったので驚く事がなかったです。
王都が降参しても虐殺を止めなかったデナーリスが暴君になってしまったのは残念です。

でも一番の残念はGOTを見終わってしまった事でしょうか。

暴君と化したデナーリスを新たなラスボスにしてシーズン15位まで引っ張っても面白く出来そうな気がしました。

デナーリスを見ますと正義の難しさを考えさせられます。

日本の政治も乱れていますが、現代社会の本当の正義を理解するには深く政治の仕組みや社会の構造であったり歴史への理解がないと難しいです。

まだまだ自分は無知ではありますが、オリンピックの中抜きなどの不祥事を耳にすると許せない自分もいます。

ですが、その一方で安倍元首相のばら撒きも許せない気持ちもありましたが、額が多過ぎるとは思いますが必要な事とも最近理解も出来るようにもなりました。

無知による政府批判をしていた自分に気付けました。

そしてデナーリスもまた無知による正義によって過ちを犯された事に共感した自分もいます。

GOTの話に戻しますがブランが新しい王に選ばれたのは意外でしたね。
ジョン・スノウが真の後継者という設定だったのに。

でも、確かにブランの能力は新しい時代の王様には相応しいですし、ブランに欲がないのも大きい点で納得しました。

本日物価と人件費が安い国のアフリカ人という理由でインターネットを使って英語がネイティブな女性を英語教師で時給400円で雇ってみてGOTの話題を話してみたら、GOTを2周見られたという方でデナーリスが一番好きだと答えられました。

その方にはデナーリスが強くて自信に満ち溢れ決断力のある姿が好きだと言っていましたが、奴隷の解放者なのもポイント高い気がします。

GOTの話題を話せる方が欲しかったので英会話の練習相手にもなれて安く楽しく英語の勉強になれる発見が出来たのは嬉しいですね。

処刑されそうだったティリオンが再び王の手として活躍されたのは良かった。

ジョン・スノウはナイトウォッチに戻れただけでも良かったですね。あちらは彼にとって第二の故郷ですし。

ただ大好きなキャラクターの多くが亡くなられて悲しいですね。

シーズン8も見て、それでも見足りないと思ったドラマは初めてでした。

ほとんどが途中で面白さの維持が出来なくなっていたりしますもんね。

シーズン1は前提知識をつけた上でもう一度見たいと思っていたのと、ずっと見るのを我慢していたネタバレ記事を見る楽しみがまだ残っています。
Tekito

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