Tekito

チェルノブイリのTekitoのレビュー・感想・評価

チェルノブイリ(2019年製作のドラマ)
5.0
ドラマの評価としては面白さと映像のクオリティ面では世界最高峰と言えるでしょう。さすがゲームオブスローンズを制作された会社のお仕事といったところでしょうか。

クオリティの高いコストの掛かった映画やドラマを見ますと、毎回思うのはこういった作品の映像は料理で例えますと高級食材のようなハイクオリティで、尚且つ世界最高峰の機材や人材で手掛けられた映像は料理で言えばロブションのような世界最高峰のシェフであったり最先端な調理器具で調理された芸術の域に達する料理のような贅沢な体験に匹敵していると感じます。

私の友人にNetflixで900円掛かるだけで、年間で1万円以上もすると言って見ませんが、私からすると高級レストランでの食事に匹敵する贅沢が出来るのに毎日見放題で年間で1万円程度で済むのは激安と思ってしまいます。

料理で言えば年間1万円程度で食べ放題が可能な高級レストランのようなものです。

次に個人的な意見としては、ソ連のチェルノブイリ原発のドラマを見ますとどうしても福島原発事故を思い出してしまいます。

思えば、その事故をきっかけに私の日本政府への不信が始まりました。

調べてみて分かりましたが、チェルノブイリ原発の事故をきっかけにロシア人も政府不信が始まったようですが、その割には国民の半分以上がスターリンを高く評価されているのは信じがたい事です。スターリン世代のロシア人でさえほとんどがプーチンを信じています。

ロシア国内のテレビの全てがプーチンにとって不利になる情報を流せないのが大きいからでしょうけど、学校教育やテレビに国民が偏ると政府の都合の良い国民になってしまう事が分かります。

私は高校生の頃にアメリカに住んでいた事でアメリカの民主主義の教育を受けたので、日本もまた政府に都合のいい従順な国民ばかりになっているのも痛々しく思っています。

そんなアメリカの民主主義も危くなっていますが、個人的には政府に従順じゃない方の国の方が私は好きです。

このドラマのように国民を舐めた政府にしっぽ振る国民に反吐が出るのです。
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