このレビューはネタバレを含みます
シリーズを見返した。特に最終章はリアルタイム以来で、新鮮に見れたことで自分なりに咀嚼できた。デナーリスの狂王化と死、民にサーセイの圧政を理解させるためという建前は分かるけど悲しい。じゃあジョンが代わりに統治する、という訳にもいかず両成敗のかたち。もちろんジョンが戴冠したら世襲制継続で何も変わってないじゃんと物語的都合で仕方ないにせよ、ジョンがエイゴンと判明してアガった気持ちが若干肩透かし。あと最後の2シーズンが煮えきらないのティリオンが不遇なのも大きい。デナーリス側についたことでヴィラン化を止められなかった、失策の連続を見させられたから。その点では最後に王の手に再任命されて采配を振るう姿見れたのは嬉しかった。
愚痴を並び立ててしまったけど、これだけ広げた大風呂敷を畳み、スペクタクルなバトルも織り交ぜ物語の結末まで描き切ったのホント凄い。推しはジェイミーとブライエニー。忠義、理解、信頼そして愛、こんなに濃くて尊い人間関係ないよ。