いやーめちゃくちゃ良かった。
もしリアルタイムで視聴していたら違ったか？いや、逆に世間のバックラッシュにキレてたかもしれない。
そういう意味での違和感は、どちらかというと僕の場合はシーズン7の方が強く感じた。最終章であるシーズン8は、ずっとこれまでの事を自分で反芻し続けながら、みんなたくさん失敗して、頑張ったなあとしみじみしていた。
勝っていき力を手にすることで自分が正義だと疑わなくなったデナーリスの件に象徴されるかのように、この駆け抜けた8シーズンで少なくとも勝ったとは言えない人ばかりが生き残っている事に、それに妙な安心感を覚えることに、この作品の存在意義を見出したくなる。観念的な意味で「正しくありたい」と思うのであれば、その秘訣は（皮肉にも）恐らく後悔を積み重ねることなのだろう。であればとても難しいことであるのは当然のことですね。
ありがとうございました。
